トヨタの人気コンパクトカー「ヤリス」。ヤリスには排気量が異なる2種類のガソリンエンジンモデルと、1.5Lハイブリッド車がラインナップされています。

ここではヤリスのハイブリッド車ならではの特徴やメリット、グレードの特徴などをご紹介します。

  • ヤリスは高い燃費性能や安全性能で人気のモデル
  • ヤリスの全グレードにハイブリッド車の設定がある
  • ヤリスのハイブリッド車は204万4,000円から

ヤリスのハイブリッド車はどんなメリットがある?3つのポイント

ヤリスは欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、専門家からの評価も高いトヨタのヒットモデルです。

ヤリスのハイブリッド車には多くの魅力があります。ここではヤリスの人気の理由といえる3つのポイントについてご紹介します。

特徴1:ハイブリッド車世界トップクラスの燃費性能

ヤリスのハイブリッド車は、ハイブリッドシステム専用設計の1.5Lダイナミックフォースエンジン、さらにすべてのユニットを新設計した新開発のハイブリッドユニットを組み合わせ、ハイブリッド世界トップレベル(2024年1月時点)の低燃費を実現しています。

ヤリスのハイブリッド車の燃費はグレードによって異なりますが、最も低燃費なのはエントリーグレードの「X」2WD車で36.0km/L(WLTCモード)です。

そのほかのグレードでも2WD車は35.4~35.8km/L、4WD車は全グレード共通で30.2km/Lと、いずれも駆動方式、グレードでも安心して使用できる低燃費といえる数値をたたき出しています。

特徴2:外部への電力供給が可能

ヤリスでは、全車にアクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付)がオプション設定されています。

コンセントはラゲッジルームに設置され、電化製品が車内で使用できます。さらに、非常給電システムを使用するとヤリスが停車した状態で電力の供給が可能です。

電力供給時間はガソリン満タン、消費電力400W時で約5日間。自然災害への備えとして、またキャンプなどのアウトドアでも活躍してくれる機能です。

ドアと窓を閉めたまま、電源コードを外に出して使用できる外部給電アタッチメントの設定もあります。

特徴3:高性能な駐車支援機能

最新の先進安全技術を多数採用しているのも、ヤリスの魅力のひとつです。

中でも注目なのは、駐車支援機能「トヨタ チームメイト:アドバンスト パーク」。駐車時にステアリングとペダル操作をシステムがサポートしてくれるので、駐車が苦手な方でも楽に停められます。

メモリ機能を使用すれば駐車枠がない場所や隣に車両がいない駐車場でのサポートも可能です。さらに、システム作動中はカメラやソナーによって周囲を監視し、障害物を検知した場合にはブレーキ制御を行う機能も搭載しています。

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ヤリスのハイブリッド車で利用できるグレード

ヤリスは、すべてのグレードにハイブリッド車の設定があります。ここでは、トヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」専用グレードの「U」を除いたグレードの特徴をご紹介しましょう。

「Z」高級感あるステアリングとシフトノブ

最上位グレードの「Z」は3灯式フルLEDヘッドランプやリアルーフスポイラー、ホットスタンプ仕様のフロントグリルなどを採用し、精悍で上質なエクステリアが持ち味です。

内装においても本革巻きのステアリングホイールやシフトノブ、合成皮革+ツィード調ファブリックのシート表皮など、上質さを高めています。

「G」デジタルメーターによる高い視認性

「X」はアナログメーターですが、「G」以上のグレードではより視認性が高いデジタルメーターを採用しているほか、スマートフォンと連携できる「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)」が搭載され、利便性がかなり高まります。

また「G」では上位グレードの「Z」に設定のある運転席・助手席のシートヒーターやナノイーX、LEDアンビエント照明などのおもてなし装備や内装の質感を高めるアイテムがセットになったパッケージオプション「コンフォートパッケージ」の追加が可能です。

「X」最安グレードながら高い燃費効率

「X」は装備を絞り厳選することで買いやすい価格を実現したエントリーグレードといえますが、先述のとおりヤリスで最も優れた燃費性能を有しています。

ディスプレイオーディオはレス仕様が標準ですが、オプションで追加することも可能です。また、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」は標準装備ではありますが、「トヨタ チームメイト:アドバンスト パーク」の設定はありません。

ハイブリッド車のヤリスの新車・中古車価格

ヤリスハイブリッド車の新車と中古車の相場をまとめました。

ヤリス(ハイブリッド)新車の販売価格

ヤリスのハイブリッド車・新車の車両本体価格は、以下のとおりです。

・Four:228万7,000円
・G 2WD:229万9,000円
・G E-Four:250万7,000円
・Z 2WD:249万6,000円
・Z E-Four:269万4,000円

※2024年5月30日の相場

ヤリス(ハイブリッド)中古車の販売価格

ヤリスは2020年2月に日本国内での販売を開始しており、現在の中古市場に出回っているものは中古車としては高年式で、年式ごとの相場の差はほとんどありません。

・中古車平均価格:160万円程度
・ボリュームゾーン:110~170万円台

※2024年5月30日の相場

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ハイブリッドのヤリスから得られる大きな経済性

トヨタはハイブリッド車の燃費性能の高さに定評があるメーカーです。中でもヤリスのハイブリッド車は世界トップレベル(2024年1月時点、トヨタ調べ)の低燃費を誇ります。

ガソリン代の高騰が長引いている今、この燃費性能の高さは大きな魅力といえるでしょう。ハイブリッド車はガソリン車と比較すると車両本体価格が高い傾向がありますが、車選びの際はこの先のガソリン代も視野に入れつつ検討することをおすすめします。

※この記事は、2024年5月時点の情報で制作しています

情報提供元: カルモマガジン
記事名:「 トヨタ「ヤリス」のハイブリッド車にはどのような特徴がある?新車・中古車価格も紹介