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みなさんは、いつ頃から乾燥を感じ始めますか?
気象庁では、相対湿度が50%未満の状態を「乾燥した空気」の目安としているのですが、2023年に東京で50%を下回った日の数を月別にグラフにまとめてみると、10月あたりから50%を下回る日が増えてきています。
なぜ寒くなると空気が乾燥するのでしょうか。
「湿度」とは、空気中に含まれている水蒸気の割合を示しますが、空気中に含むことができる水蒸気の量は、空気の温度が高いほど多く、反対に、温度が低いほど少ないです。これからの季節、湿度が低くなるうえに、気温が低くなるため、空気中の水分量も少なくなるので、乾燥した日が増えるのです。
現役声優の方に聞いてきた喉の乾燥対策、1つ目と2つ目のポイントは、加湿器の使用と、睡眠時の乾燥対策。
室内で加湿器を使うことは言わずもがななのですが、特に寝ている間に喉が乾燥しないようにとても気を付けているそうです。寝ている間に口があいていたり、口呼吸になっていたりするという方はいませんか?喉への影響も大きいので、まずは口をあけたまま寝ないように耳鼻咽喉科で診てもらうなど、改善をすると良さそうです。それでも難しい場合は、口テープを貼ってできる限り口を開いたまま寝ないように気を付ける方もいるのだそうです。夜の間も加湿器を使ったり、加湿器がない場合は濡れたタオルを室内に干したり。濡れマスクをつけるのも効果的ですよ。
先ほどは寝るときにマスクをつけるという紹介をしましたが、冬場は日中もマスクが手放せません。
乾燥対策という意味でも、この季節に流行し始める風邪やインフルエンザなどの予防のためにも、マスクは必須です。ちなみに、喉を乾燥から守るために、ということで紹介していますが、鼻が乾燥するのも喉のケアという意味では良くないのだそうです。マスクをつければ鼻も喉もカバーできますので、ぜひマスクで対策してみてください。
世の中には本当に色々な種類ののど飴がありますが、声優さんがつい選んでしまうものを聞いてみました。
まずはお馴染みの龍角散。舐める飴タイプのもののほかに、粉タイプもあってそれも重宝しているそうです。
次にプロポリスやマヌカハニーが入っているもの。のど飴のパッケージでよく目にしますね。マヌカハニーは、はちみつタイプのものを買って少しずつ舐めたり、飲み物に入れて飲んだりすることもあるのだそうです。
そして、台湾のお土産として有名な「京都念慈庵(きょうとにんじょむ)」というものも愛用しているそうです。日本でも、海外の食品を扱うお店では、飴タイプのものも販売されていました。漢方薬のようなパッケージですが、さわやかな味でした。
そして最後に、こまめな水分補給。
冬場は汗をかかないぶん、つい水分補給を忘れがちですが、やはり乾燥には水分を直接摂取することが効果的です。冷たいものでも良いですが、常温の飲み物のほうが喉には優しいそうです。
番外編として、コンビニで販売されている一口サイズのから揚げの油分が喉にちょうどよく、乾燥対策に食べている人も少なくないのだそうです。確かに、乾燥は防げそうですね。
みなさんも、今回紹介したものを参考にしながら、自分にあった乾燥対策を試してみてください。
動画解説:植田純生