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今回は、様々な環境に合わせられるカービングターンの基本として、ショートターンを練習していきます。
スノーボードには3種類の動かし方があります。まず、「ピッチング」といって、足を上下に動かす動き、次に、「ヨーイング」は、足を回転させる動きをいいます。そして「ローリング」は、足を前後に動かす動きをいいます。ピッチング、ヨーイング、ローリングの動きを組み合わせ、動きの量を調整することによって、様々な滑り方ができるようになります。
狭い場所では、体軸に合わせてスノーボードを振り、小さいターンでボードをコントロールします。前足側に乗ってピッチングしたら、後足側がヨーイングしやすく、ボードがすぐ振れるようになります。曲がる方向は左右のローリングを使います。
スノーボードのズレ幅を少なくコントロールしていくと、カービングターンになっていきます。ローリングとヨーイングとピッチングの組み合わせ方の違いで、スノーボードの状態をコントロールしていきます。
雪面上の滑走状態には、「スリップ」「スライド」「ホールド」の3つがあります。まず、「スリップ」は、スノーボードが向きを変えずに横滑りしながら滑走する状態をいいます。次に「スライド」は、スノーボードが向きを変えながら横ずれを伴って滑走する状態をいい、そして「ホールド」は、スノーボードが雪を削って雪の壁を作り出し、その壁を維持して滑走する状態をいいます。
この3つの滑走状態をコントロールして、カービングに導いていきます。スノーボードをコントロールするために身体を動かしていきましょう。バインディングには、身体の動きをスノーボードに伝える役割を果たします。
精度の高いカービングターンにしていくために、身体を低くし、体軸の傾きを大きくしていきます。斜面の状態、斜度など確認しながら、スノーボードのコントロールをして、スピードや滑り方を調整します。ターンシェイプのサイズのコントロールも必要です。
斜度が大きい所では、スノーボードのズレ幅を使ってスピードをコントロールします。緩斜面では、スノーボードのズレ幅を少なくします。ただスノーボードを立て過ぎないように気をつけましょう。
スライドターンからカービングターンという名前に変わるだけで、定義としては、ローリングの量が増えていき、自転は余り伴わないものをカービングと呼んでいます。ローリングとヨーイングの量を調整して速度を制御し、ピッチングを少し意識して、自分で斜面の状況に合わせてスノーボードをコントロールできるようにしていきましょう。
動画解説)木村知世子
ラマ先生(プロスノーボーダー平間和徳さん)のYouTubeチャンネル
https://m.youtube.com/user/rama109#menu
ロケ地・撮影協力:ニセコ東急 グラン・ヒラフ
https://www.grand-hirafu.jp/winter/
着用ウェア:Picture
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