野球やサッカーをする際に着用するユニフォームは泥汚れなどがつきやすいので、使用するたびに洗濯しなければなりません。ただ、ユニフォームの素材は意外とデリケートなので、お手入れの仕方を間違えると生地を傷めてしまうおそれがあります。
ユニフォームを長持ちさせたいのであれば、正しい洗濯方法のポイントをしっかり押さえておきましょう。
今回は、スポーツのユニフォームを洗濯する際のポイントや、洗濯時の注意点、頑固な汚れをきれいに落とすコツをご紹介します。


ユニフォームを洗濯するときのポイント

ユニフォームを洗濯する際に押さえておきたいポイントを3つご紹介します。

■1. 中性洗剤を使う

洗濯洗剤にはいろいろな種類がありますが、一部洗剤の中には色移りやプリント剥がれの原因になる物質が含まれているものがあります。
色柄もの、あるいはロゴやマークがプリントされているものに関しては、漂白剤や蛍光剤、柔軟剤などは使わず、中性洗剤を使って洗うようにしましょう。

■2. 多めの水量で洗う

ユニフォームのプリントは摩擦に弱く、洗濯物同士が擦れるとプリントが剥がれたり、ひび割れたりする原因となります。
最近の洗濯機は、省エネのために少ない水量で洗えるものが多いですが、ユニフォームを洗うときは多めの水量で洗うように設定しましょう。

■3. 洗濯ネットに入れる

洗濯時の摩擦を防ぐために、ユニフォームは一着ずつ洗濯ネットに入れて洗いましょう。
洗濯ネットに入れるときは軽くユニフォームを畳んでおくと、生地同士の摩擦を軽減できます。


ユニフォームを洗濯するときの注意点

ユニフォームを洗濯する際に注意したいポイントを4つご紹介します。

■1. 洗濯表示をチェックする

ユニフォームの大半は家庭用洗濯機で洗濯できますが、中には洗濯に注意が必要な素材もあります。ユニフォームを洗濯する際は必ず洗濯タグを確認し、家庭で洗濯できるものかどうか、どんな方法で洗濯するのか、事前にチェックしておきましょう。
基本的に、洗い桶に数字のマークが入っているものは家庭用洗濯機で洗うことが可能です。数字は液温の上限を示していますので、お風呂の残り湯などを使う場合は温度に注意しましょう。
また、アンダーラインが入っている場合は、弱い水流で洗うことを意味しています。ラインの本数が多いほど弱い水流で洗わなければなりませんので、手洗いコースやソフトコースなどで洗濯します。
なお、洗濯桶に手のマークが入っているものは、洗濯機ではなく手洗いする必要があります。一方、洗濯桶に×マークが入っているものは家庭で洗濯できませんので、クリーニング業者などプロにお手入れを依頼しましょう。

■2. プリントがある場合は裏返す

ユニフォームのプリント部分の大半は、熱転写式のラバーシートが使われています。熱と圧力で生地に密着させる仕組みになっていますが、摩擦に弱いため、生地同士が擦れあうとプリントが剥がれてしまうおそれがあります。
洗濯する際は、あらかじめ裏返してプリント部分を内側にしておきましょう。

■3. 乾燥機は使用しない

ユニフォームに使われている素材やプリント部分は高熱に弱いため、乾燥機にかけると生地が縮んだり、プリントがひび割れたりする原因となります。
洗濯表示にも乾燥機不可のマークがついている場合が多いので、乾燥機は使用しないようにしましょう。

■4. 陰干しにする

ユニフォームは色柄が派手なものや、プリントが入っているものが多いので、直射日光に当てると退色することがあります。
もともとユニフォームは吸水速乾性のものが多く、日に当てなくても短時間で乾きやすいので、直射日光の当たらない場所で陰干しすることをおすすめします。


ユニフォームの汚れをきれいに落とすコツ

野球やサッカーなどのユニフォームは泥汚れがつきやすく、ただ洗濯しただけでは汚れがきれいに落ちない場合があります。
頑固な汚れがついたときは、以下の方法で対処しましょう。

■洗濯前に泥をはたき落とす

泥の粒子が繊維の奥に入り込んでしまうと、ますます汚れが落ちにくくなります。泥汚れがひどい場合は、洗濯する前に一度泥をはたき落としておきましょう。雨などで濡れた場合は、一度乾かしてから汚れをはたいておくのがポイントです。

■頑固な汚れは部分洗いする

泥汚れがひどい部分は、あらかじめ液体洗剤を適量塗布し、部分洗いしておきましょう。洗剤をつけたら軽くもみ洗いし、水ですすいでから洗濯すると汚れが落ちやすくなります。
泥汚れが広範囲にわたる場合は、水で薄めた洗剤をユニフォーム全体に塗布し、スポンジなどで軽く叩きながら生地になじませます。全体的に汚れがひどい場合は、洗剤を溶かした水にユニフォームを1日つけ置きしてから洗濯するようにしましょう。


ユニフォームはプリント部分のお手入れや泥汚れの落とし方に注意

ユニフォームを洗濯する際は、デリケートなプリント部分のお手入れと、頑固な泥汚れの落とし方に注意が必要です。プリント部分は摩擦に弱いので、裏返したうえで洗濯ネットに入れ、多めの水量で洗うようにしましょう。
泥汚れがひどい場合はあらかじめ水洗いしたり、部分洗いやつけ置き洗いをしたりすると、頑固な汚れも落としやすくなります。

ユニフォームを洗濯するタイミングを知りたいときは、天気予報専門メディア「tenki.jp」で、洗濯物の乾きやすさが一目でわかる「洗濯指数」をチェックしてみましょう。

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 ユニフォームを洗濯するときのポイントや注意点を詳しく紹介