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秋に部屋干しをする際、乾きにくさを解消するために取り入れたいコツを3つご紹介します。
■1.空気に触れる面積を増やす
洗濯物は空気に触れる面積が大きいほど、乾きが早くなります。
洗濯物同士の間は最低でも拳ひとつ分くらい空けておき、空気の通り道を作ることを意識しながら干しましょう。
ポケットのある衣類は裏地を出しておくと、生地同士が重なる面が少なくなり、より効率的に洗濯物を乾かすことができます。
■2.アーチ干しにする
部屋干しする際は、横から見たときに洗濯物がアーチ型(逆U字型)になるように干すのが理想です。
アーチ干しにすると、両端にある長めの衣類に風が当たりやすくなる上、中央部分に大きな空間を作ることで空気の流れを良くする効果が期待できます。
■3.つっぱり棒で干す場所を確保する
部屋の中に洗濯物を干すスペースが足りないという場合は、ホームセンターなどで販売されているつっぱり棒を活用するのがおすすめです。
壁と壁の間を渡すようにつっぱり棒を掛けておけば、即席の物干し竿になり、部屋干しするスペースを新たに設けることができます。
ただ、つっぱり棒はあくまで物干し竿の代用品ですので、重量のあるものを干したり、大量の洗濯物を干したりすると、重みに耐えきれずに落下してしまうおそれがあります。
つっぱり棒を掛ける時は両端をしっかり壁に押し当て、ある程度の強度を確保した上で、軽いものを中心に干すようにしましょう。
秋に部屋干しをする際は、上記のコツに加え、以下の対策を取り入れると乾燥効率をアップさせることができます。
■1.扇風機やサーキュレーターで風を送る
室内は屋外に比べると空気の流れが滞りやすいので、扇風機やサーキュレーターを使って人工的に風を送ると洗濯物が乾きやすくなります。
扇風機やサーキュレーターを使う場合は、洗濯物に対して1mほどの距離を置き、かつ真横から風が当たるように位置を調整します。
扇風機は首振り設定にすると、さまざまな角度から風を当てられるようになるため、乾きムラが起こりにくくなります。
なお、送風の強度は「弱」でOKです。
■2.あらかじめドライヤーで部分的に乾かしておく
洗濯物は、生地が厚い部分や、重なっている部分ほど乾きにくい傾向にあります。
トップスの脇の部分や、ボトムスのウエストまわり、襟部分、ポケット部分など、特に乾きにくい部分はあらかじめドライヤーを当てて、ある程度乾かしてから部屋干しした方がよいでしょう。
なお、ドライヤーの温風を長時間当てると衣類が傷んでしまうおそれがありますので、冷風モードで乾かすことが大切です。
温風の方が早く乾いて効率的のように思えますが、洗濯物は温度よりも風量があった方が早く乾きますので、冷風モードでも問題ありません。
■3.エアコンを活用する
部屋干しすると、室内の湿度が上がってしまい、洗濯物が乾きにくくなります。
エアコンがある場合は、除湿(ドライ)モードを使用して室内の湿気を取り除くと、より効率的に洗濯物を乾かせるようになります。
なお、ドライモードには弱冷房除湿と再熱除湿の2タイプがありますが、前者は冷たい空気が、後者は暖かい空気が循環するようになります。
両方のモードが搭載されている場合は、その日の気温に合わせて上手に使い分けましょう。
秋に部屋干しをする際、特に注意したいポイントを2つご紹介します。
■1.できるだけ室内の換気をする
部屋干し中の室内の空気は湿気を含んでいるので、そのまま循環させてもなかなか洗濯物が乾きません。
室内に洗濯物を干している間は、こまめに換気を行い、空気の入れ換えを行うようにしましょう。
雨が降っている日でも、窓を細く開けて換気するのがおすすめです。
■2.一度に洗濯する量を減らす
一度に大量の洗濯物を乾かすと、室内の湿度が一気に上がってしまううえ、洗濯物同士が密集して乾燥効率が悪くなってしまいます。
あらかじめ天気予報などを確認し、雨や曇りの日が続きそうだなと思ったら、こまめに洗濯して一度に干す量を減らすことを意識しましょう。
秋に部屋干しをする際は、洗濯物同士の間を空ける、つっぱり棒を使って干すスペースを確保するなどのコツを取り入れることが大切です。
また、扇風機やサーキュレーター、エアコンなどを上手に活用し、湿気を除去したり、人工的に風を送ったりすると、より短時間で洗濯物を乾かせるようになります。
ただ、一度に大量の洗濯物を干すと、これらのコツを取り入れても乾きにくくなるおそれがありますので、雨や曇りが続きそうな日はあらかじめ洗濯物の量を調整しておくことをおすすめします。
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