雪が積もるとなだれ(雪崩)が発生しやすくなります。なだれとは、斜面に積もった雪が重力によって下に滑り落ちる現象ですが、種類が2つあります

「表層なだれ」と「全層なだれ」


なだれの種類は2つ

「なだれ」には「表層なだれ」と「全層なだれ」があります。
■表層なだれ
山に積もっている古い雪の上に、新たに積もった雪が滑り落ちる現象です。1~2月頃の寒さが厳しい冬の時期に山の急斜面で発生しやすく、雪庇や吹きだまりができている斜面で多く発生します。
■全層なだれ
山に積もった雪が全て滑り落ちる現象です。気温が上昇する春先に、雨が降った後やフェーン現象などで気温が上がった時に多く発生し、斜面の上の固くて重い雪が、流れるように滑り落ちます。過去になだれが発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所では特にご注意ください。
【参考】
国交省HP
https://www.mlit.go.jp/common/001018269.pdf
https://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/05/050323/01.pdf
福井県HP
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/sabo/nadarebousai.html

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 なだれ(雪崩)はなぜ発生する? 2つの種類とそのしくみ 注意すべきタイミングは?