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まず重要なのは地面がフラットで傾斜がなく、なおかつ他のテントから程よく距離が離れていることです。まずは他のテントからやや離れた場所で、傾斜のないスペースを探しましょう。
他のテントから離す理由は騒音対策です。キャンプ場では全員のマナーがよいわけではなく、なかには夜遅くまで騒いでしまう人もいます。反対に自分たちの声が大きすぎて、周りに迷惑をかけることもあります。騒音でトラブルにならないためにも、他のテントとは距離を取りましょう。
傾斜があると横になったときにバランスが悪く、眠りが浅くなる要因になります。わずかな傾斜であれば問題ありませんが、目で見て明らかに傾いている場所は避けましょう。石が落ちてないのが理想ですが、埋まっていなければ取り除けるので、そこまで気にしなくてもOKです。
ただしフラットな場所でも水辺はNGです。海は潮の満ち引きや波があり、川でも増水することがあって危険です。あえてリスクの高い場所にテントを張る必要はありませんので、水辺から離れた場所を選びましょう。
テントを張るなら見晴らしのよい場所を選びたくなりますが、見晴らしのよい高台などは風の通り道になっており、強い風が吹きやすくあまりおすすめではありません。夜中に風の音で起こされてしまうこともありますので、テントは風の弱い場所を選んで張りましょう。
風が弱い場所としておすすめなのは樹木に囲まれたエリアです。樹木が風を遮ってくれるため、少しくらい風の強い日でもテントが揺れることもなく、快適に過ごすことができます。ただし、樹木が多い場所は根っこがあり、フラットなスペースが少ないというデメリットもあります。
天気予報などで風が強くなるとわかっているなら、車を横付けできるフリーサイトのキャンプ場(オートサイト、オートキャンプ場)を選ぶというのもおすすめです。車を風よけにすれば、テントが強風で煽られることもなく、安心してテント泊できます。
水場やトイレが近いと便利そうに思えますが、それらの施設に近すぎる場所にテントを張るのは避けましょう。確かに便利ではありますが、他の人が出入りするのが気になって、キャンプを楽しめなくなってしまいます。トイレの場合は、匂いも気になるかもしれません。
反対に遠すぎる場所に設営すると、今度は水を汲むのにもトイレに行くのにも不便です。人の流れがないので、自分たちのペースでゆっくりとキャンプを楽しめるというメリットはありますが、夜中に子どもがトイレに行きたくなったときなどに困ります。
キャンプ場についたら、まずは水場やトイレの場所をチェックして、そこからキャンプ場を見渡して人の流れが少なくて、なおかつそれらの施設に程よい距離の場所を探しましょう。
気をつけたいのがキャンプ場の照明です。夜の行動がしやすいというメリットはありますが、虫が集まってくるというデメリットもあります。キャンプをするメンバーの中に、虫が苦手という人がいる場合には、照明から少し離れた場所に設営しましょう。
キャンプ場でテントを張るのに適した場所というのは限られていて、みんながそこを狙ってきます。このためキャンプ場にチェックインするのが遅くなると、条件のよい場所はすでに他の人がテントを張っていて、石が埋まっている場所や傾斜のある場所しか選べなくなります。
よい場所を確保したいなら、チェックイン開始時間を目指してキャンプ場に向かいましょう。キャンプ場ごとにチェックイン時間は違いますが、13~14時のところが多くあります。午前中に食材の買い出しを終わらせ、ランチはキャンプ場近くのお店で済ませるなどするとよいでしょう。
初心者ですとテントの設営に手間取ることがありますが、13時や14時にチェックインできれば、日が沈むまでに十分な時間を確保できます。しかもフラットで眠りやすい場所を確保できる確率もあがるわけですから、早めにチェックインしない理由がありませんよね。
遠出をする場合には観光スポットに寄り道したくなるかもしれませんが、キャンプ初日は買い出しと食事だけにしておき、キャンプ場に直行してください。最近はキャンプ人気で、遅く到着するとテントを張るスペースがない、なんてこともありますので、早めの行動を心がけましょう。