明日から師走。日が暮れるのも早くなり、暗くなると、家路へのみちも早足になっていたり。この、気持ちや体のせわしい時期は、おうちに着いてからの時間を上手に有効活用しながら、ホッとできる時間を確保したいですよね。
今回は調理器具を使うことで、自由時間を確保するアイデアをご紹介します。ぜひ試してみてくださいね。そして落ち着いたおうち時間を楽しんで過ごしてみてはいかがでしょうか。


調理器具はコレ…その理由は?

近年では材料を入れておくだけで自動調理してくれる家電なども多く販売されていますね。話題にもなるので、購入されたご家庭もあるかもしれませんね。でも、今回ご紹介するのは家電ではありません。ズバリ、「キャセロール」です。
キャセロールとは蓋付きの厚手の鍋を指します。またそういった鍋に入ったお料理を指すこともあります。煮込んだり、オーブンで焼いたりと様々な料理が当てはまりますが、「シチュー」や「グラタン」などもキャセロール料理です。厚手の鍋なので、保温効果が高く、予熱調理が可能なところも魅力です。そのまま食卓へ提供できるようにデザインされており、見た目も素敵なものが多くあります。料理のモチベーションが高まりますし、食卓を温かく華やかに演出してくれるのが嬉しいですね。
特におすすめしたいのはキャセロールの中でも『電子レンジでも調理ができる』ものです。一般的にキャセロールは蓋付きを指しますが、ガラス製などで蓋がないものもキャセロールとして販売されています(同じようなものが大型のグラタンやケーキの焼き皿として販売されているので、名称に厳格な決まりはあまりないようです)。
陶磁器やガラス製であれば、電子レンジが使用できますが、念のため仕様をよく確認しましょう。また蓋が付いていなくても、電子レンジ調理する際は、サランラップを利用できるので工夫してみても良いかと思います。
『電子レンジでも調理できる』キャセロールを特におすすめする理由は、オーブン同様に調理中に手が離せることに加え、下ごしらえから調理器具、さらに食器の役割を果たし、洗い物がとても少なくなることがあげられます。また、電子レンジでは蒸しあげるような調理ができるので、油を使う量も減りヘルシーです。


この時期のおすすめ:キャセロールのオーブンレシピ

まずはキャセロールの王道、オーブン調理の鳥料理のレシピをご紹介します。できれば前日や当日の朝に仕込んでおくと、味が馴染んでとても美味しく仕上がります。当日調理の際は30分ほど寝かせましょう。寝かせている間やオーブンで焼いている間は自由時間。副菜を準備しても良いですし、ホッとひと息つくこともできます。よい香りとオーブンの温かさで、焼き上がりが待ち遠しくなりますよ。
<材料>22cm角キャセロール利用
鳥もも肉 2枚(350g)
れんこん 1節
さつまいも 小1本
玉ねぎ 1/2個
オリーブオイル 大さじ1
醤油 大さじ2
はちみつ 大さじ1
マスタード(粒) 大さじ1
酒 小さじ2
<作り方>
下準備1. 鳥もも肉はフォークなどで数カ所刺して、分量外の塩とこしょうを軽く振っておきます。
下準備2. れんこんは皮を剥いて、縦半分に切って、7mmの半月切りにします。さつまいもはよく洗って、食べやすい大きさの乱切りにます。玉ねぎは5mmで横にスライスします。
下準備3. 材料を全てポリ袋などに入れて、よく揉み込み、しっかり口を縛って、冷蔵庫で寝かせます。
1. オーブンを200℃に余熱します。
2. 寝かせていた袋から、鳥もも肉を取り分けて、他の全てをキャセロールにあけて、平らに並べます。
3. 取り分けた鳥もも肉を1番上にのせます。
4. 200℃のオーブンで25分ほど焼きます。
5. 鳥もも肉とさつまいもに竹串を刺して、しっかりと加熱されているかを確認しましょう。足りない場合は追加で加熱し様子を見て、火がしっかり通ったら完成です。


この時期のおすすめ:キャセロールの電子レンジレシピ

キャセロールを使った少し和風な魚料理のレシピをご紹介します。出来上がりに、ポン酢やごまだれなど、お気に入りのタレをかけてお召し上がりください。シンプルな味なので、サラダのドレッシングなども合いますので、タレで楽しんでみてもいいかもしれませんよ。
<材料>
白身魚(タラや赤魚など) 3切
ねぎ 1/2本
れんこん 1節
ぶなしめじ 50g
昆布(乾燥) 20cm
酒 大さじ2
水 大さじ1
<作り方>
1. ねぎは斜め千切りにします。れんこんは皮を剥いて縦半分にし、半月に切ります。ぶなしめじは石突きを落として、小房にほぐしておきます。
2. 昆布をしっかりと洗って、半分の大きさに切って、キャセロールの底におき、その上にねぎを散らすように入れます。次にれんこんを敷き並べます。その上から、ぶなしめじを散らし入れ、白身魚をのせます。
3. 酒と水を振り入れて、分量外の塩をひとつまみ振ります。
4. 蓋をして、600Wの電子レンジで7分ほど加熱します。
5. 前後左右を入れ替えて、再び4分ほど加熱したら出来上がりです。

調理中に漂う湯気や香りにも、これからの時期はホッとしますね。

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 この時期にお家でホッとできる時間を確保!調理器具に頼ってみよう