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ゴルフと食事の関係性があまりピンとこないかもしれませんが、プロゴルファーも当日の食事にはかなり気を遣っています。それは食事を取ることで体温が上がり、エネルギー不足を防げて、集中力を高めることができるからです。ゴルフ当日の食事に気を遣うべき理由を、ひとつずつ解説していきます。
■1. 体温が上昇しパフォーマンスが上がる
ゴルフはサッカーやバスケットボールのような激しいスポーツではないものの、プレー中は全身を使います。したがって、プレー中のパフォーマンスを向上させるためには、体温を上げなければなりません。
人間の体は寝ている間などは体温が下がり、食事をすると上昇します。食事を摂らないままラウンドを始めると、しばらく体温が上がりきらず、体が完全に目覚めていないような感覚でプレーすることになりかねません。万全の状態でラウンドをスタートするためにも、食事には気を遣いましょう。
■2. エネルギー不足を防げる
ゴルフは思っている以上に体力を消耗するスポーツです。ゴルフはフルで回る場合、午前中に9ホール、昼食を挟んで午後に9ホール回りますが、エネルギーが十分にない状態で9ホール回るのはかなり辛いものです。午前中のラウンドは約2.5時間かかるので、エネルギーが切れてしまうと終盤でいいパフォーマンスができません。ゴルフは屋外で行うスポーツなので、季節や天候によってはさらに体力を消耗する可能性があります。エネルギーをキープして18ホールをベストなコンディションで回るためにも、ゴルフ当日の食事は重要です。
■3. 集中力を高めて維持することができる
ゴルフは一打ごとに集中力が必要なスポーツです。いいスコアを出すためには、最初から最後まで集中力をキープさせる必要があります。食事が不十分で、脳を活性化させるエネルギーが不足すると、集中力を高めることは難しいでしょう。ゴルフは体力だけでなく頭も使うスポーツだからこそ、当日の食事はとても大切なのです。
ゴルフのラウンドスタート前におすすめの食べ物はフルーツです。体温を上げたりエネルギーチャージしたりするためには糖質が欠かせません。なかでも、フルーツは素早く吸収してエネルギーに変わるので朝にぴったりの食材です。「朝はあまり食欲がない」という方も、フルーツなら口にしやすいでしょう。時間がない場合はスムージーでも構いません。
スタートの2時間以上前に食事ができる場合は、定食のようなメニューを食べるのがおすすめです。特に炭水化物とタンパク質を意識して摂取しましょう。卵を食べる際は、消化が早いと言われるスクランブルエッグや半熟卵などがおすすめです。朝食を食べるタイミングにもよりますが、朝食を食べてから時間が空いた場合は、プレー直前にも栄養を摂っておくとよいでしょう。とはいえ、消化がきちんとできないとプレーに影響してしまいます。エネルギー補給ゼリーやスムージー、果汁100%のジュースなどがおすすめです。
午前中のラウンドが終わったら昼食の時間です。クラブハウスでの食事を楽しみにしている方も少なくありません。昼食もエネルギーチャージのためのご飯やパン、消化吸収の早いフルーツを意識して食べましょう。なお、魚は体力をキープするためのタンパク質が摂れるだけでなく、代謝アップや血液循環の効果が期待できます。ランチメニューは肉中心のメニューより、魚中心のメニューを選ぶのがおすすめです。ただし、満腹になってしまうと後半スムーズにスタートできないため、腹八分を意識しましょう。
また、昼食までにお腹が空いたり、昼食後のハーフ中にお腹が空いてしまう方も多いです。ゴルフのラウンドをするときは、間食としてバナナやエネルギー補給ゼリーを用意しておくとよいでしょう。手軽に食べられて、すぐにエネルギーに変わる一口羊羹なども、ゴルフ中にぴったりの食べ物です。
クラブやボールにはこだわっていても、ゴルフ前の食事まで気を遣っている方はあまり多くないかもしれません。しかし、ゴルフで好成績を出すためには、当日の食事も大切です。ラウンドの際は、ぜひ食事や間食の内容を意識してみてください。
ゴルフ当日の天気や気温、風の強さが気になるときは、天気予報専門メディアtenki.jpの、全国各地のゴルフ場の天気を確認してください。ゴルフ前にチェックして、万全の準備でゴルフに臨みましょう。