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ゴルフボールは主に、ディスタンス系・スピン系・バランス系の3種類に分けられます。以下、それぞれの特徴や構造の違いについて解説します。
■ディスタンス系
ディスタンス系とは、距離を出しやすいボールのことです。ゴルフボールは内部が層になっています。ディスタンス系はスピン系と比べると一番中心のコアの部分が柔らかく、表面は硬くなっているので、ボールがスピンしづらいのが特徴です。
初心者のうちはスライスしやすくボールが曲がってしまうことが多いですが、スピンしづらいディスタンス系のボールなら比較的まっすぐ飛ばせます。球筋の傾向にもよりますが、初心者はディスタンス系で始める人が多いです。なお、一般的にディスタンス系のボールは2ピース構造か3ピース構造のものが多く、3ピース構造の方が価格が高い傾向にあります。
■スピン系
スピン系のボールはスピンがかかりやすいのが特徴です。ディスタンス系とは反対にコアが柔らかく、表面は硬くなっています。表面にはウレタン系の素材が使われているのが一般的です。ショット時にクラブがボールに接している時間が長くなるため、スピンがかかりやすくなります。ボールの動きを自在に操れるため、アプローチでボールを止めるなど、マニュアル的にボールをコントロールしやすいです。テクニックが必要なため、ある程度技術が身についたゴルファーにおすすめです。
■バランス系
バランス系は、ディスタンス系とスピン系のいいところをバランスよく取り入れたボールで、2003年頃に登場しました。第三のボールとも呼ばれています。表面にはスピン系と同じくウレタン系の素材が使われていますが、コアはディスタンス系同様、柔らかいです。3ピース構造か4ピース構造のものが多く、距離も飛ばしたいしボールも操りたいという人におすすめ。プロにも愛用している人が多いです。
ゴルフボールの種類を理解したら、今度は選び方を知っていきましょう。ゴルフボールを選ぶときは次の3つのポイントを押さえておくと、自分に合ったボールが選びやすいです。
■ヘッドスピードを知る
ゴルフボールは推奨されるヘッドスピードが決まっています。ゴルフボールの性能を最大限に発揮するためには、自分のヘッドスピードに合ったゴルフボールを選ぶことが大切です。たとえば、ディスタンス系ゴルフボールは、推奨されるヘッドスピードによって女性向けやシニア向けなどに分かれています。
ヘッドスピードは自分で用意した測定器か、ゴルフショップや打ちっぱなしで計測しましょう。まずは自分のヘッドスピードを知り、最適な推奨ヘッドスピードのゴルフボールを選ぶことが大切です。
■球筋の傾向を知る
一般的に、スライスしてしまいやすい初心者は、ディスタンス系のゴルフボールを選ぶ人が多いです。しかし、初心者でもフックしてしまうことが多い人がディスタンス系を選ぶと、スピンがかからず飛距離が出ないことがあります。初心者でもまず打ちっぱなしなどで球を打ってみて、球筋の傾向がスライス系ならディスタンス系のボール、フック系ならスピン系のボールを選ぶとよいでしょう。
■周りのゴルファーやティーチングプロに相談する
なかなか自分に合ったゴルフボールが見つからないという方は、周りのゴルファーやティーチングプロに相談するのも一つの方法です。理論的にはどんなボールがよいか理解していても、初心者のうちはなかなか見極めづらいかもしれません。ゴルフショップのスタッフに相談してみるのもよいでしょう。
硬いゴルフボールですが、実は高温と湿気に弱いです。カバー素材は高温に弱く、60〜70度の熱では変形してしまうことも。夏場の車内はもちろん、冬場でもポケットの中でカイロと一緒にボールを入れっぱなしにしていると、ボールの劣化につながります。空気中の湿気くらいでは劣化しませんが、水に長時間浸したボールは劣化することがわかっています。水にボールをつけることはまずないと思いますが、雨の日に使ったボールをそのままにしておくと劣化するので、使用後はしっかり乾燥させておきましょう。
ゴルフボールは、ディスタンス系・スピン系・バランス系の3種類があります。まずは自分のヘッドスピードと球筋の傾向を知って、最適なゴルフボールを見つけましょう。自分で見極めるのが難しい方は、先輩ゴルファーや店舗スタッフなどにアドバイスを求めるのがおすすめです。
また、ゴルフ当日の天気が気になるときは、天気予報専門メディアtenki.jpの全国のゴルフ場の天気をご確認ください。事前にゴルフ場の天気や気温、風向きをチェックして、心置きなくゴルフを楽しみましょう。