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ソロキャンプ用のテントを選ぶときには、まずは自分の理想とするソロキャンプをイメージしましょう。ファミリーキャンプのように車でキャンプ場に行くケースと、テントなどの荷物を背負って自分の足でキャンプ場に行くケースでは、最適なテントが違います。
自転車や登山でキャンプ場に向かうなら、下記の3点を意識しましょう。
● 軽くて持ち運びしやすいこと
● 組み立てしやすいこと
● 他の荷物の置き場を考える
自転車や登山なら軽いことがとても重要です。多少機能性を落としてでも軽さを選んだほうが後悔しません。徒歩なら1.5kg以下の軽量テントが理想。また、キャンプ場に到着する時間が遅くなることも考えられるので、すぐに組み立てられるというのも重要です。
気をつけて欲しいのがテントのサイズです。軽さを重視するあまり、小さすぎるテントを選ぶとリュックなどの荷物の置き場がなくなります。私はコンパクトなテントを持って歩き旅をしたことがありますが、テント内にリュックを入れたら寝返りを打てなくて困ったことがあります。軽くても、ある程度のスペースを確保できるテントを選びましょう。
車でキャンプ場に向かうならテントはそこまで軽くする必要はなく、荷物は車の中に保管できるのでテントは寝返りが打てるサイズであればOKです。キャンプ場に到着する時間もそこまで遅れることはないでしょうから、多少組み立てに時間がかかっても問題ありません。
車でキャンプ場に向かうのであれば、むしろテントが快適な空間になるように、前室があるなどの機能性重視でテントを選びましょう。
ソロキャンプ用のテントは「自立式」と「非自立式」の2種類があります。自立式はポールを使ってテント本体を組み立てるだけで自立しますが、非自立式はテント本体だけでは自立せず、ペグやロープを使ってテントを立たせる必要があります。
非自立式のテントのほうが軽量でテント内の空間も快適ですが、初心者は組み立てに手間取りやすく、初めてソロキャンプをするというのであれば、簡単に組み立てできる自立式のテントがおすすめです。
また、自立式テントは設置する場所を選ばないので、災害などで被災した際の仮住まいにもなります。最近は自宅でキャンプする「部屋キャンプ」をする人もいますが、自立式テントなら部屋にテントを張るといった使い方もできますね。
ソロキャンプはテントを張る以外にもやるべき作業がたくさんあり、それらをすべて自分で行う必要がありますので、まずは時間を確保するために自立式テントを選びましょう。
ソロキャンプ用テントの価格は幅広く、格安テントなら1万円以下で購入できます。長く続けられるかわからないから、最初は安いものを選びたくなりますが、このような格安テントでも問題ないのでしょうか?
結論から言えば、使う状況によっては格安テントでも問題ありません。春から秋にかけての温暖な季節で、なおかつ雨が降っていないコンディションであれば、格安テントでも快適に過ごせます。ただ格安テントには次のようなデメリットがあります。
● 耐久性が低い
● 耐水圧が弱く強い雨に耐えられない
● 耐風性が弱く強風に耐えられない
安いテントは品質の低い素材を使われている場合があるので、ファスナーが壊れたり、ポールが折れたりするなど耐久性に問題がある場合が。さらに耐水性も耐風性も価格の高いものと比較して低いので、強い雨や風に耐えられないこともあるため、格安テントでは天候次第でキャンプを中止する必要があります。
キャンプ場に来てポールが折れてしまうなどのトラブルがあると困りますので、ソロキャンプ用のテントはできるだけ信頼できるメーカーのテントを選んだほうが安心です。
車でキャンプ場に行くという使い方もしたいし、登山でキャンプもしたい。そういう場合は、どのようなテントを選ぶべきか迷いますよね。そういうときには、用途ごとにテントを購入するのがおすすめです。
登山や自転車でのキャンプ用に軽量コンパクトなテント、車でキャンプ場に行く用に機能性重視のテントを購入して、用途に合わせて使い分けるようにすれば、どのテントを選べばいいのか迷う必要がなくなります。
初心者向けのテントであれば2万円以下で購入できますので、2種類購入しても4万円以下。天気が悪い日はキャンプしないと割り切れば、1万円以下の格安テントも選択肢に入りますので、用途ごとに揃えても、それほど大きな出費にはなりません。
テントに限らずキャンプ道具は用途に適したものを選ぶのが基本です。まずは自分がどのようなキャンプをしたいのかをしっかりとイメージして、用途をひとつに絞れないのであれば、無理に1つに絞ろうとせずに、用途ごとに揃えて使い分けしましょう。