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平成30年度の体育・スポーツ施設現況調査によると国内には2,107施設もキャンプ場があります。比較的よく見かけるゴルフ練習場が1,322施設ですので、いかにキャンプ場が多いか分かってもらえるかと思います。ただ、どのキャンプ場も同じ規模というわけではありません。
最近は1日1組限定のキャンプ場もありますし、1,000人以上が宿泊できる大規模なキャンプ場もあり、キャンプ場ごとに設備がまったく違います。
設備が充実しているキャンプ場は高規格キャンプ場と呼ばれ、管理棟があって管理人が常駐しており、売店や自販機なども充実、キャンプ場によってはシャワーやお風呂まで完備していることもあります。
一方でキャンプ場が圏外で電話を使うこともできず、設備は簡易トイレしかないといった何もないキャンプ場もあります。それらの多くが無料キャンプ場となっており、ほとんど管理されていないケースも珍しくありません。
どちらが優れているということはなく、それぞれに魅力がありますが、キャンプ初心者に適しているのは設備が充実している高規格キャンプ場です。これからキャンプを始めるという人は、できるだけ設備が揃っているキャンプ場を選びましょう。
【参考】
平成30年度体育・スポーツ施設現況調査結果の概要
初心者におすすめの高規格キャンプ場ですが、どのような設備が揃っているのかをリストアップしていきます。
・管理棟
・水洗トイレ
・売店
・自販機
・キャンプ用品のレンタル
・炊事場
・ゴミ捨て場
これらの設備はほとんどのキャンプ場に揃っています。さらにコテージなどもあるケースが多く、お子さんがテントで寝られるか不安というようなケースでも、コテージを使ってキャンプを楽しむことができます。
ありがたいのはキャンプ用品のレンタルや売店で、初心者にありがちな忘れ物をしても、借りたり購入したりできるので、キャンプ場で困ることがありません。管理人も常駐しているのでトラブルが発生したときに助けてもらえます。
さらに高規格キャンプ場によっては下記のような設備があります。
・シャワー
・お風呂
・コインランドリー
・AC電源
・ドッグラン
夏場のキャンプだと汗をかくので、シャワーやお風呂があるととても助かります。キャンプ場によっては温泉施設まで併設されていることがあり、キャンプなのにゆっくりと露天風呂でくつろぐことも可能です。
キャンプ場ごとに設備が違いますので、キャンプ場を選ぶときにはどのような設備が整っているのかをしっかりとチェックしておきましょう。
設備が充実しているキャンプ場は人気が高く、週末になると多くの人が宿泊にやってきます。このため、いくら設備がしっかりとしているとはいえ、どうしても設備が足りなくなります。例えば夕方になると炊事場が混雑しますし、シャワーやコインランドリーも順番待ちになります。
これらの設備を使用するにあたって細かいルールが決められているのではなく、ほとんどのキャンプ場では利用者が譲り合うことで設備不足を解決しています。ですので、自分たちだけで専有するのではなく、できるだけ手際よく使って、すぐに場所を空けるようにしましょう。
特に気をつけたいのが炊事場。洗った食器や食材を炊事場に置きっぱなしにしないように心掛けてください。生ゴミも片付けておき、自分たちが使い始めたときと同じ状態にして、次の人に譲りましょう。
食事の準備に備えての場所取りもNGです。キャンプ場で嫌われる迷惑行為のひとつですので、炊事場は必要なときにだけ使うようにしましょう。
設備の整ったキャンプ場はとても快適ですが、キャンプには大自然に近づけるといった魅力もあります。慣れるまでは高規格キャンプ場がおすすめですが、自前のキャンプ用品が揃って、設備にほとんど頼らなくなってきたら、何もないキャンプ場にも出掛けてみましょう。
・簡易トイレしかない
・ゴミ捨て場がない
・炊事場がない
・電気がない
・携帯電話が圏外
こうやってデメリットを書き出すとまったく魅力を感じないかもしれませんが、夜中にランタンを消すだけで、満天の星空が広がります。利用する人も少ないのでキャンプ場でゆったりと過ごすこともでき、周りに気を使う必要もありません。
不便だからこそ非日常な特別感を味わうこともできますので、ぜひいつか何もない秘密基地のようなキャンプ場も利用してみてください。