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「海の日」は、海に対する恩恵に感謝するという意図で制定された国民の祝日。海に囲まれた島国・日本ならではの祝日といえるでしょう。
そんな日本には素敵な海がたくさんありますが、海外にももちろんユニークかつ神秘の海がたくさんがあります。海といってもそれぞれに個性がありますが、今日は「海の日」にちなんで自然が生み出した少し「不思議」な海をご紹介します。
まずは日本が誇る絶景をご紹介します。それは、香川県小豆島の「エンジェルロード」です。
エンジェルとい幸せそうな名前の通り、“恋人たちの聖地”として最近高い人気を誇るスポットなのです。
小豆島の南に弁天島を含む4つの小島が点在しています。1日2回の干潮時には、小豆島とこれらの島を結ぶ道が浮かび上がります。そう、その道が「エンジェルロード」!
このエンジェルロードを恋人と手をつないで歩くと「二人は幸せになれる」という言い伝えがあるのですが、神秘の絶景を堪能しながら手をつないで歩けば、恋人たちは幸せ気分を味わえること必至ですし、そんな幸せな時間を二人で共有できれば、それだけ幸せが長続きするのかもしれませんね。
オーストラリア西部に位置する「シェルビーチ」は、「シェル」と名のつくとおり「貝殻」のビーチです。
でも、名前だけ聞くと「ビーチなのだから貝殻くらいあるだろう」と思われるでしょうが、このビーチは特別です。なんと約60kmにわたり、ビーチ全体が貝殻で埋め尽くされているのです。
でもなぜ、貝殻だらけなのでしょうか? その秘密は、海の塩分濃度に関係しているのだとか。
シャーク湾は約2万2000平方キロに面積を持ち、水深は2メートルほどしかない湾なのですが、湾の形状が入り組んでいる、干満による海水の入れ替えが少ない、高気温によって水の蒸発量が多いといった、いくつもの条件が重なり、一般的な海水より塩分濃度は2倍も高いのです。
塩分濃度が非常に高いの海洋環境下で棲息できる生物は限られています。実は、そのひとつが“貝”だったのです。塩分濃度が高いため人が泳ぐことには不向きな海ですが、ビーチ全面が貝殻で埋め尽くされた絶景を、一度は見てみたいものですね。
ニュージーランド南東部に位置する「モエルキーボールダー」。
ここは巨大な丸い石がゴロゴロ、いくつも点在している謎に包まれたビーチなのですが、なかには直径2mくらいにおよぶ巨石も! どこかの芸術家が作り上げたの?と思いがちですが、このピーチは悠久のときを刻んだ地球が生み出したもの。美しい海と大自然の神秘に満ちた不思議な景観は、一生に一度は見ておきたい絶景です。
このビーチに点在する丸くて巨大は「ドラゴンの卵」に例えられ、別名「ドラゴンエッグビーチ」とも呼ばれていますが、奇岩を研究した学者の報告によると、石の表面にはさまざまな微粒子が付着していて、その成分から約6000万年の年月を経て、丸い巨大な石ができあがったことが推測されるとのこと……。
約6000万年の年月って想像もできないほど壮大ですが、海岸に佇んでいくつも点在する奇岩を眺めながら、約6000万年の原始の地球に思いを馳せる……。そんな体験はここでしできないことですね。
── 日本だけでなく、世界にはたくさんの不思議さ神秘に満ちた海があります。
明日は「海の日」。豊かな生命を育む海へ感謝を抱きつつ、自然の偉大さをあらためて感じるために、美しい海を眺めにいきたいものですね。