全国高校野球選手権大会が終わると、気分的にも暦の上でも秋モードへと移行していきますが……皆さん、夏バテの症状は出ていませんか? ワンちゃんと暮らしている飼い主さんは、ワンちゃんの熱中症対策に苦心した夏だった思います。室内犬の場合は目が行き届きますが、室外犬の場合は屋外にいることが多いので、「熱中症になっていないかな?」「暑がっていないかな?」と心配は尽きませんよね。

秋モードへの移行途中とはいえ、残暑厳しい折、今回は「どうする?〈室外犬の熱中症対策〉」をご紹介したいと思います。

室外犬たちにとって、夏の暑さは厳しいものです


まだまだ油断大敵!室外犬の熱中症対策

夏の暑い日でも、外にいる室外犬。室外犬が熱中症にならないためには、どうすればよいのでしょうか? 具体的にみていきましょう。

●熱中症対策1/飲み水を複数に分けて用意しておく●

熱中症対策に水分補給は必須です。ワンちゃんが好きなときに水が飲めるよう、複数の水を用意してあげましょう。飼い主さんが外出する場合は、水のほかに大きめの氷を用意しておくのがベストです。大きめの氷は、2リットル用のペットボトルに水を入れて、冷蔵庫で凍らせて作ると簡単にできちゃいますよ♪ また、暑さで水の温度も上がってしまうので、朝晩とこまめに水を交換してあげてください。

●熱中症対策2/打ち水や水浴びをしてあげる●

朝と夕方の気温が低めの時間帯に、土や芝生に打ち水をしてあげてください。打ち水により、気化熱を使って気温が下がります。効果的な時間帯に行えば、最大で気温1.6度も下がるようですよ。また、水浴びが好きなワンちゃんなら、プールを用意してあげたり、ホースでの水浴びを定期的に行ってあげましょう。

新鮮な水を常に飲めるように心配りを

●熱中症対策3/犬小屋専用のエアコンや冷却マットを用意する●

犬小屋専用のエアコンや犬用の扇風機あるので完備するのも、ひとつの方法です。もし、電気代が気になる場合は、室外犬用の冷却マットやウェットタイルがおススメです。2~3時間ほど水に浸した冷却マット(ウェットタイル) を用意してから、犬小屋のなかに敷き詰めます。すると、冷却マット(ウェットタイル) の冷たさが長時間持続します(効果は気温や場所によって異なります)。サイズは犬の体格に合わせて用意してくださいね。

●熱中症対策4/涼しい日陰に小屋を置く●

犬小屋が直射日光のあたる場所にあるなら、涼しい日陰に移してあげましょう。日中など日陰がない場合は、すだれや遮光ネットで日陰を作ってあげましょう。また、夏場の地面は高温になるので、スノコを地面に置いて、犬の肌が直接地面に触れないよう配慮してあげてくださいね。

水浴び気持ちいいな~♪

●熱中症対策5/室内に入れてあげる●

暑さでつらそうにしていたら、いっそのこと冷房のきいた涼しい室内に入れてあげてもよいでしょう。なかには、ずっと外で暮らしているため、室内に入るのを嫌がるワンちゃんもいますが、そんな場合は玄関に入れてあげてはいかがでしょうか? 玄関の場合、ひんやりして気持ちのいい大理石ボードなどを、用意してあげると喜んでくれるはずです。

●熱中症対策6/ブラッシングをしてあげる●

毛が長い室外犬の場合、毛脚の長さによって熱気がこもりがち。そこで、ブラッシングをしましょう。実は、ブラッシングをすると毛脚が整うので通気性がよくなる効果があるんです。通気性がよくなれば、涼しく過ごせるので、ワンちゃんたちもうれしいはず! 皮膚に異常がないかなどのチェックにもなるので、定期的に行ってあげてくださいね。

犬小屋に日陰をつくってあげましょう!

── 今年も過酷な暑さが印象に残った夏になりましたが、私たち人間だけでなく、室外犬にとってはとても過酷な環境になっているのは確実でしょう。

飼い主さんもワンちゃんも熱中症にならないよう、十分に水分補給をして、元気に残り少ない夏をお過ごしくださいね!

暑さが厳しい時期は、室内に入れてあげましょう!

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 〈室外犬の熱中症対策6つ〉残暑も油断大敵です!