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野菜と言われがちなトウモロコシは、実際はイネ科の穀物。そのため、糖分やでんぷんが多く高エネルギーな食べ物として、体を動かす源になってくれます。
トウモロコシにはビタミンB群やビタミンE、亜鉛、鉄、といった栄養が含まれています。これらの栄養素は、粒と芯が繋がっている白い部分(胚芽)に多く含まれているため、調理するときは粒の根元もしっかり使うのがおすすめです。
栄養がたっぷりつまったトウモロコシですが、実は鮮度が落ちやすい食べ物なんです。栄養素が抜けないように、蒸したり茹でたりしてから保存すると良いそうですよ。
夏の定番となっているトウモロコシが日本にやってきたのは、1579年のこと。当時日本にやってきたトウモロコシは、私たちがよく目にするスイートコーンという種類ではありませんでした。当時日本にやってきたフリントコーンと呼ばれるトウモロコシは、水田や畑が少ない地域の重要な食糧となっていたそうです。
スイートコーンの本格的な栽培が始まったのは、明治時代初期のこと。それから品種改良が進み、今ではまるでフルーツのように甘い品種まであります。ミルキースイーツやシュガーマーケット、ホワイトショコラなどは、名前だけでその甘さが伝わってきそうな品種も。ちなみに、日本にスイートコーン栽培が広がるきっかけとなった、ゴールデンバンタムという品種は、今でも栽培が続けられているそうです。現在流通しているスイートコーンとはまた違った味わいがあるんだそうですよ。
今年の夏はいろいろなトウモロコシを取り寄せて、食べ比べをしてみるといいかもしれませんね。
<参考・参照>
JA
トウモロコシノハジマリ