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今年、最も注目が集まる作品と言えば、当代きっての大人気ハリウッド俳優、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが共演するクエンティン・タランティーノ監督作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」。シャロン・テート事件を題材に、ハリウッド映画黄金期の終焉を描いた作品だそう。
カンヌ国際映画祭は、最高賞のパルムドールを筆頭にグランプリ、監督賞、男優賞、女優賞など主要な受賞に注目が集まりますが、コンペティション部門として期間中上映される作品にも、いつも注目が集まりますね。映画祭期間中は、世界中の映画バイヤーが集結、映画見本市の側面もある映画祭だそう。
カンヌ国際映画祭をキッカケに、世に出たと言われる今や売れっ子監督のクエンティン・タランティーノ。1992年の監督デビュー作「レザボア・ドッグス」がカンヌで出品され、見出されたと言われています。2作目の1994年の作品「パルプフィクション」がパルムドールを受賞し、映画監督として確固たる地位を築いていったタランティーノ監督。2004年には審査委員長もつとめています。
タランティーノ監督と言えば、日本映画通としても有名です。千葉真一の大ファンで、様々な日本映画へのオマージュがちりばめられている作品も多く、日本の映画ファンにも愛されていますね。筆者ももちろん大ファンです。また、とにかく映画が大好きで、寝てもさめても映画の事を考えているそうで、レンタルビデオ店の店員から、世界的映画監督に登りつめた彼の経歴には夢があり、筆者のような世界中の「映画オタク」からも絶大な人気を集めています。映画愛にあふれた彼の作品は、これからも映画ファンから愛され続けていくのではないでしょうか。
カンヌ国際映画祭のもう一つのお楽しみと言えば、やはりレッドカーペット。ファッション大国・フランスで開催されるとあり、多くの女優たちをはじめ、参加者たちの装いにも気合が入っているよう。筆者も毎年、ハイブランドのドレスに身を包んだ美しい女優さん達にうっとり、注目してしまいます。
ところで、そもそも、何故「レッドカーペット」なのでしょう?
時は紀元前に遡ります。古代ギリシャ神話の中で、高貴な人々が通る道が「赤い道」と描かれたことが由来となっているそう。1900年代初頭からは特別列車に乗車する乗客の為に赤い絨毯が敷かれたり、現在の晴れやかな行事の際に敷かれる「レッドカーペット」へと繋がっていったようです。明るく目を惹く赤い色は古代から、高貴な色として人々に親しまれていたのですね。
さて、今年のカンヌ国際映画祭の受賞発表は日本時間の明日25日。いったいどの作品が栄光に輝くのでしょう。楽しみですね。