「玉ねぎ」は自宅に常備しておきたい1番の野菜、という人も多いのではないでしょうか?食卓に並ぶ料理の中に必ずと言っていいほど入る野菜だけれど、なかなかメインになれない、バイ・プレイヤーの「玉ねぎ」。今回はそんな玉ねぎにスポットライトを当ててみました。新たな魅力を再発見して、ぜひ、春の食卓を楽しんでみてくださいね。


玉ねぎの美味しい季節です

玉ねぎの旬は、品種や産地に幅があるため、ほぼ一年中が旬といえます。ただ、いわゆる「新たまねぎ」の旬は春になります。通常、玉ねぎは日持ちをよくするために、収穫してから1ヶ月ほどは風にあてて乾燥させます。一方、新玉ねぎはすぐに出荷するため、皮が薄く、実の水分が多くてやわらかい、という特徴があります。また、みずみずしく辛みが少ないので、サラダなどに入れて生食するのがおすすめです。

玉ねぎの辛みと独特のにおいは、硫化アリルという成分によるもの。硫化アリルには、ビタミンB1の吸収をよくする働きがあるので、ビタミンB1を多く含む豚肉などと一緒に食べるのがおすすめ。炭水化物をエネルギーに変えたり、皮膚や粘膜の健康を助けるなどの効果が期待できます。また硫化アリルは、熱に弱く、水に溶ける性質があるため、生で食べるのがおすすめ。においが気になる場合は、マヨネーズやドレッシング、ごまだれなどを混ぜると食べやすくなります。


玉ねぎがメイン!なレシピ

いつも脇役の玉ねぎを主役にしてしまうレシピをご紹介します。意外にボリュームがあって、食卓にお肉がなくても大満足してしまいます。節約できてヘルシー。ありがたいレシピです。

☆丼にも!「玉ねぎ南蛮」

<材料>

玉ねぎ(中) 2個

片栗粉 大さじ1

サラダ油 大さじ2

※しょう油 大さじ2

※酢 大さじ6

※みりん 大さじ4

※豆板醤 小さじ1

しょうが汁 小さじ1

すりごま(金) 大さじ1と1/2

ごま油 小さじ1と1/2

<作り方>

1. 玉ねぎは繊維を断つように1cmの輪切りにする。楊枝を2カ所に刺してバラバラにならないように固定して、両面に片栗粉を薄くまぶす。

2. フライパンにサラダ油を入れて熱し、玉ねぎを揚げ焼きにして油をきり、少し深めの皿に移す。

3. 小鍋に※を入れ、ひと煮立ちさせたら火を止め、しょうが汁、ごま、ごま油を加えて混ぜ、2.にかけたら出来上がり♪

☆進む、進む、魅惑の「玉デミ丼」

<材料>

玉ねぎ(大) 1個(300g)

オリーブオイル 大さじ1/2

塩 ふたつまみ

※ケチャップ 大さじ1/2

※ウスターソース 大さじ1/2

※赤ワイン(なければ酒) 大さじ1/2

しょうが・にんにく(すりおろし) 各1/2かけ

※粒マスタード 小さじ1

温かいご飯 1〜2膳分

<作り方>

1. 玉ねぎは繊維を断つように1cmの輪切りにする。

2. フライパンにオリーブオイルを熱し、玉ねぎを入れて片面ずつ3分ずつフタをして弱火で蒸し焼きにする。フタを取り、塩を振って、玉ねぎをバラすように1分ほど炒めたら火を止める。

3. 合わせた※を加えて、余熱で絡める。丼にご飯をよそって乗せたら出来上がり♪

他の野菜を入れても、美味しいですよ


玉ねぎ+1でできちゃうラク旨おかず

少ない材料でもメインディッシュになるおかずができてしまいます。時間がかかったように見えて、実は、簡単にできてしまうレシピをご紹介します。

☆+切り干し大根=「とろとろ煮」

<材料>

玉ねぎ(中) 1個

切り干し大根 25g

水 2カップ

※しょう油・酒 各大さじ1

※しょうが(すりおろし) 1かけ分

水溶き片栗粉 適宜

海苔(全形) 1枚

<作り方>

1. 玉ねぎはくし切りにする。

2. 切り干し大根は流水さっと洗い、水2カップと一緒に鍋に入れ、玉ねぎも加えて、強火にかける。

3. 沸騰したら弱火にして、玉ねぎがとろとろになるまで煮たら※を加える。分量外の塩で味を整えて、水溶き片栗粉でとろみをつけて火を止める。海苔をもみ入れて、ざっと混ぜたら出来上がり♪

☆+ジャガイモ=「カリカリガレット』

<材料>

ジャガイモ 2個(250g)

玉ねぎ(小) 1/2個

ハーブソルト 適宜

オリーブオイル 大さじ1

タイム(生) 1枝

<作り方>

1. ジャガイモは皮をむいて千切りに、玉ねぎは薄切りする。ボウルに入れて、ハーブソルトを振ってざっと混ぜ合わせておく。

2. フライパンにオリーブオイルを熱して、1.を入れて円形に整えて、上にタイムをのせて、フライ返しで押しつけながらこんがりと焼いたら出来上がり♪


おつまみにもおすすめ、意外な味で驚くレシピ

自己主張があまり強くなくて、どんな料理にでもスルッと合わせられる玉ねぎですが、ここではその食感や甘みを引き出すレシピをご紹介します。おつまみや副菜として、そしておもてなしでも使えます。玉ねぎの意外性で、会話の話題が広がるかもしれませんよ。

☆キャベ玉わさPの「ホットサラダ」

<材料>

キャベツ 1/4玉

玉ねぎ(大) 1個

※ピーナツバター(無塩) 大さじ2

※しょう油 小さじ2

※酢 大さじ1

※わさび 小さじ1

焼き海苔(全形) 1枚

<作り方>

1. キャベツはざく切り、玉ねぎはくし形に切る。キャベツと玉ねぎを一緒にしんなりするまで蒸して、ボウルへ移す。

2. ※を合わせて1.に加えて和える。最後に海苔をもみ入れて、ざっとひと混ぜしたら出来上がり♪

☆黄金の組み合わせ「オニオンきのこペースト」

ディップとしてはもちろんですが、魚や温野菜などのトッピングにも向いています。

<材料>

玉ねぎ 150g

きのこ(お好みの種類で) 300g

にんにく(すりおろし) 2かけ分

オリーブオイル 大さじ2

白ワイン 大さじ2

塩 小さじ1/4

こしょう 適宜

<作り方>

1. 玉ねぎは薄切りにする。きのこは適当な大きさに切る。

2. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火にかけ、香りが立ってきたら、玉ねぎを入れてしんなりするまで炒める。

3. きのこを加えてじっくり炒め、半量ほどになったら白ワインを加える。さらによく炒めて、塩、こしょうで味を整える。粗熱が取れたらフードプロセッサーにかけて、きのこの粒々感が少し残るペースト状にしたら出来上がり♪

☆期間限定のおやつ感覚が新鮮な「新玉コンフィチュール」

<材料>

新玉ねぎ 2個

オリーブオイル 適宜

塩 ひとつまみ

はちみつ 大さじ3

レモン汁 大さじ3

<作り方>

1. 玉ねぎは薄くスライスする。

2. 厚手の鍋にオリーブオイルを熱して、玉ねぎをしんなりするまで炒める。塩を振ってひと混ぜする。

3. はちみつとレモン汁を加えて、ごく弱火で焦がさないように混ぜながらコトコトと煮込む。

4. 玉ねぎが透き通って、汁気がなくなったら火からおろして粗熱を取る。フードプロセッサーにかけ、好みのペースト状にする。冷やしたら出来上がり♪

シンプルでも、舌が喜ぶご馳走に変身

参考

うーらのオーガニックレシピ手帖、同2 庄司智子 / 株式会社エンターブレイン

キユーピー

食卓でも春を楽しんでくださいね

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 さあ、春です!玉ねぎを美味しく食べましょう