雪がさほど多くない地域の方でも、雪だるまを作ったり、雪合戦をして遊んだ経験はきっとありますよね。でも「かまくら」を体験できるのは、豊富な積雪量を誇る雪国ならでは。

冷たい雪で作られているのに、かまくらの中は意外にも温かいといわれていますが、それは空気を多く含んでいる雪の壁に優れた断熱効果があることが理由のひとつで、七輪などの熱で中を温めると、その状態を保つことができるのです。

この時季限定の「かまくら」の中で、非日常のひとときを体験してみませんか?

「横手のかまくら」の歴史は約450年!


横手の雪まつり(秋田県横手市)

約450年の歴史があるといわれている「横手のかまくら」。かまくらは水神様をまつる小正月行事で、中にまつられた水神様にお賽銭をあげて、家内安全・商売繁盛・五穀豊穣などを祈願する行事がはじまりでしたが、時代の変化とともに観光化が進んできました。

地元の子どもたちが、かまくらの中で甘酒やお餅をふるまってくれますので、体も心もほっこり温まってくださいね。

横手の雪まつり

●所在地:横手市役所本庁舎前道路公園、二葉町かまくら通り、羽黒町武家屋敷通り、横手公園ほか

●アクセス:JR奥羽本線「横手駅」から徒歩約10分

●開催期間:2月15日(金)・16日(土)

●時間:18:00~21:00

※天候状況によって開催期間・時間等は変更になる恐れもあるため、お出かけの際は、公式HPにて詳細をご確認ください

雪国の絶景ともいわれている、無数のミニかまくらもお見逃しなく!


湯西川温泉 かまくら祭(栃木県日光市)

平家の里をメイン会場とし、沢口橋から水の郷にかけて開催される「湯西川温泉 かまくら祭」。日中は大きな「かまくら」の中で、湯西川の味やバーベキューが楽しめるほか(バーベキューは要予約)、水の郷スノーパークでは、ソリ滑りなどの雪遊びが楽しめます。

夜は沢口河川敷に並ぶ「ミニかまくら」にローソクの火が灯されるなど、ロマンチックで幻想的な光景が広がるライトアップが楽しめます。

湯西川温泉 かまくら祭

●所在地:栃木県日光市湯西川1042 平家の里(メイン会場)

●アクセス:野岩鉄道会津鬼怒川線「湯西川温泉駅」から日光交通バスで約20分、徒歩約10分

●開催期間:1月26日(土)~3月3日(日) ※「沢口河川敷ミニかまくら」は水・木休み

●時間:9:00~21:00 ※ライトアップは17:30~

●入場料(平家の里):1日利用券/大人510円、小中学生250円

ナイトチケット17:00~/大人300円、小中学生200円

※水の郷スノーパークは、大人1000円、小中学生500円

※天候状況によって開催期間・時間等は変更になる恐れもあるため、お出かけの際は、公式HPにて詳細をご確認ください

日本夜景遺産認定のイベント!


かまくらの里(長野県飯山市)

新潟県との県境にある全国でも有数の豪雪地帯の飯山市では、地元の人々の手によって作られる大小数十基もの「かまくら」が、毎年約1ヵ月間にわたり登場し、夜には明かりが灯され、白銀の世界に幻想的な光景が広がります。

そのかまくらの中で、名物「のろし鍋」をいただけるのが「レストランかまくら村」。

レストランは事前予約制で人気があるため、早めの予約がオススメですよ!

かまくらの里

●所在地:長野県飯山市寿807-2 レストランかまくら村

●アクセス:JR「飯山駅」からバスで約20分

●開催期間:1月25日(金)~2月28日(木)

※天候状況によって開催期間・時間等は変更になる恐れもあるため、お出かけの際は、公式HPにて詳細をご確認ください

かまくらの里の奥にある、真っ赤な鳥居「かまくら神社」


新穂高温泉 中尾かまくらまつり(岐阜県高山市)

雪景色の中、大小さまざまなかまくらが点在し、かまくらの中には囲炉裏のほか、お酒が楽しめるバーなどが登場します。また、期間中は日替わりで、郷土芸能の獅子舞「中尾夫婦獅子」の実演(1・2・9・10・14日 )や、餅つき(3~8日、11~13日)なども開催されます。

せっかく行くなら、日本屈指の温泉地として知られる奥飛騨温泉郷で、かまくら体験とあわせて雪見風呂を楽しむのもいいですね!

新穂高温泉 中尾かまくらまつり

●所在地:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾

●アクセス:JR「高山駅」から濃飛バスで約90分「中尾高原(足湯前)」下車徒歩約3分

●開催期間:2月1日(金)~14日(木)

●時間:20:00~21:30

※天候状況によって開催期間・時間等は変更になる恐れもあるため、お出かけの際は、公式HPにて詳細をご確認ください

奥飛騨温泉郷の平湯温泉

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 冬のイベントで「かまくら」を体験しよう!〈レジャー特集|2019〉