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「蓮は泥より出でて泥に染まらず」という言葉があるように、昔から蓮は聖なるもの、清いものの象徴とされてきました。しかし、そんな聖なる蓮を観賞できるスポットは全国にあるんですよ。今回は昨日に引き続き、西日本からおススメスポットをピックアップしてご紹介します!
あじさいの名所として名高い京都府宇治市の三室戸寺。実はあじさいと前後して蓮も見事に咲き誇り、別名「蓮の寺」とも呼ばれているんですよ。
6月下旬から咲き始める蓮は全部で100種(!)・250鉢。本堂前の蓮園がさまざまな色に染まり、それはそれは極楽浄土のような光景と化します。100種の中でも特に注目なのが「大洒錦(たいせいきん)」。花びらが約100枚もあり、白地に赤紫色のまだら模様がなんとも個性的! 聖なる花の形容がぴったりの佇まいです。これだけ種類豊富な蓮を一度に観賞できるスポットも珍しいので、品種ごとの違いをじっくり観察してみてくださいね。
三室戸寺
■所在地 京都府宇治市莵道滋賀谷21
■アクセス 【電車】京阪宇治線「三室戸」駅下車、徒歩15分
【車】京滋バイパス「宇治東IC」より3分
■期間 6月下旬~8月上旬頃
■料金 大人500円 小人300円
■詳しくは三室戸寺オフィシャルサイトをご確認ください
岡山県久米郡の「宮地やすらぎの里」は、誠蓮を中心に約50種2万株の蓮が栽培されている人気の蓮園。7月上旬に開催される「はすの花まつり」では、ステージイベントやご当地グルメの屋台なども出店し、多くの人で賑わいます。蓮の実を使った「はすの実おこわ」や、レンコンを使った「はすバーガー」などが販売されることも♪ 蓮の花の美しさを目で味わい、実や根の美味しさを舌で味わって、蓮の魅力を堪能してくださいね!
蓮は早朝が最も美しく咲くとも言われ、宮地やすらぎの里でも蓮観賞は午前7時~10時がおススメだそうですよ。
宮地やすらぎの里
■所在地 岡山県久米郡久米南町宮地581-4
■アクセス 【電車】JR津山線「弓削」駅より車にて10分
【車】中国自動車道「院庄IC」より40分
■期間 7月初旬~8月中旬
■料金 無料
■詳しくは久米南町オフィシャルサイトをご確認ください
栗林公園(高松市)は、国の特別名勝にも指定されている風光明媚な庭園です。2009年には旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で最高評価の三ツ星も獲得。約16.2ヘクタールの広大な敷地に、6つの池と13個の築山が配されていて、ポイントによって異なるさまざまな景観を観賞できるのも魅力です。
「蓮池」とも呼ばれる「芙蓉沼」には1000株の蓮が栽培され、7月上旬からピンクや白の蓮の花が優雅に咲き誇ります。また、毎年8月上旬には香川県茶道協会主催の「蓮見茶席」を開催。蓮を観賞しながらのお茶席を楽しめますよ♪
栗林公園
■所在地 香川県高松市栗林町1-20-16
■アクセス 【電車】JR「栗林公園北口」駅より徒歩3分
【車】高松自動車道「高松中央IC」より約15分
■期間 7月上旬~8月下旬
■料金 高校生以上410円、小中学生 170円
■詳しくは香川県オフィシャルサイト「うどん県旅ネット」をご確認ください
臼杵石仏は平安~鎌倉時代に彫られた約60体の石仏群。その多くが国宝に指定されています。臼杵石仏前のハス畑では、濃いピンク色の大賀蓮を中心に「ほろ酔いの妃がほほえんでいるよう」な酔妃蓮(すいひれん)や純白の沙羅など、約1万本以上の蓮の花が7月上旬から見ごろを迎えます。
7月8日~29日開催の「石仏の里 蓮まつり」では、飲み物を蓮の葉に注いで茎を通して飲む儀式「象鼻杯」や、蓮の実粥のサービス、コンサート、太極拳体験、朝市、お坊さんのライブ(!)など楽しい企画が盛りだくさん♪ 多くは土日祝の朝開始ですので、早起きしてお出かけくださいね!
国宝臼杵石仏
■所在地 大分県臼杵市深田804-1
■アクセス 【電車】JR「臼杵」駅よりバスにて「臼杵石仏」停下車
【車】「臼杵IC」より車で約5分
■期間 7月上旬~8月中旬頃
■料金 無料※国宝臼杵石仏の観覧は高校生以上540円、小中学生260円
■詳しくは国宝臼杵石仏オフィシャルサイトをご確認ください