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暑中見舞いは、江戸時代の夏の猛暑時期にお世話になった方々へ贈答品を手にして訪ねて行く習慣が由来となっており、その後、訪問ができない遠方のお世話になっている方々へ彼らの健康を願い、自らの近況報告なども兼ねた夏の挨拶状の習慣へと変化して行きました。そして、1950年(昭和25年)に郵便局から暑中見舞いが発売され、その日にあたる今日6月15日が暑中見舞いの日とされました。
暑中見舞いを送り出しの時期については諸説ありますが、小暑から送り始め、立秋の前日に相手へ到着するように送るのが一般的とされています。なお、2018年は7月7日〜8月6日ということになります。なお、立秋の前日(2018年は8月6日)までに届かないと思われる場合は、残暑見舞いとして8月末までに届くように送りましょう。
暑中見舞いを送りたいけれど、手書きの時間が取れないという方は、郵便局の総合印刷サービスがおすすめです。「はがきデザインキット」ウェブ版では、100種類以上あるデザインから選ぶことができ、文章を書いて、宛先を入力すれば、印刷から発送まで最短で注文から2営業日で発送までしてくれます。しかも、1枚から作ってもらえるのが嬉しいところ。料金は普通紙で78円、写真入りの場合1枚108円ですが、まとめて印刷する場合は割引があるそうです。スマホ版はアプリをダウンロードして、文面や宛先を入力し、印刷はコンビニ(セブンイレブン)で行うので、時間のない方にはウェブ版がおすすめです。
近年は多くの方がSNSを利用し、いつでもどこでも誰とでも繋がってメッセージを送りあったり、近況を投稿で知ることが出来るようになり、暑中見舞いとして筆を取ることがなくなったという方もあるのではないでしょうか。しかし、その背景があってこそ、暑中見舞いのような直接手に取れる誰かからのお気遣いのあいさつ状は今まで以上に心に響くのではないでしょうか。あの方はどうしているかな、元気にしているといいな、と顔が浮かんだら、今年こそ、暑中見舞いを出してみてはいかがでしょうか。