- 週間ランキング
日本記念日協会によると、ロックの日を制定したのは、株式会社ミュージックネットワークとされています。1987年設立の同社は、音楽とネットワークを中心にした様々なビジネスを展開、また、中学・高校・大学の軽音楽部やサークルを対象とした無料雑誌「DiGiRECO(デジレコ)」を発行しています。様々な形で多くの人々に影響を与える「ロック」の基盤となるロック・ミュージックを称えることを目的として制定されたそうです。
さて、ファッションやライフスタイル、また思想としてのロックの元となる、ロック・ミュージックですが、どんな種類のジャンルがどのくらいの数で存在するかご存知ですか?調べてすぐにわかるだけでも、100は簡単に超えます。しかも、ロック・ミュージックは進化する多様性のある音楽とも言われており、今もジャンルが増え続けています。ジャンルが増える、というのは、あるロック・ミュージックやその奏者が、別の奏者に影響を与え、支持を受け、追随する人々がジャンルとして確立させて行くのです。楽曲の雰囲気や音、使われる楽器、またその作曲者や奏者の思想やスタイル、その音楽が生まれた環境や時代背景など、様々な要素が重なり、発展し、また分かれていくようです。
「ロックだねぇ!」または「ロックな生き方だね!」という言葉耳にしたことはありませんか?筆者の個人的な経験ではありますが、それを言われている人の多くは、思い切った・大胆な・豪快な行動に出た人に向けて言われているように感じます。しかし、ロック・ミュージックを調べるにあたり、一般的に使われているその「ロック」は誤用されているようです。多くのロック・ミュージシャンが「ロック」について語っている内容を、ざっくり整理してみると、「ロック」とは、1)そもそもこれといった定義はない、しかし、2)信念があり、3)自らの思いを自らの行動や言葉で表現し、4)権力などの大きな力には屈さず、5)独自性を貫いている、というようなことのようです。このことから「ロックだねぇ!」と言う時は、相手の行動や言葉に独自性や信念が感じられ、その上、共感や尊敬などが込められる時に使うと、よりロックに近づくのではないでしょうか。