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まず、記念日についてご紹介します。毎月13日を「一汁三菜の日」と制定したのは、和食の食材メーカーの6社。フジッコ株式会社・ニコニコのり株式会社・キング醸造株式会社・株式会社はくばく・株式会社ますやみそ・マルトモ株式会社が、13の読み方が一汁三菜に似ていることから、毎月13日をその日としました。この6社は「一汁三菜ぷらすみらいご飯」というプロジェクトを立ち上げ、和食文化を未来の日本や子供たちへ繋いで行く為の活動を行っているそうです。
そしてこの一汁三菜とは、日本料理の献立のひとつです。ご飯・汁物・漬物・なますと呼ばれる生魚を使った一品、平皿と呼ばれる煮物の一品、焼き物の一品で成る献立が一汁三菜と言われてきました。しかし、現在の家庭料理での一汁三菜は、ご飯・汁物・主菜(主にタンパク質を補う肉や魚、卵料理など)・副菜2品(ビタミンやミネラル、食物繊維を補う豆類・野菜・海藻など)の献立のことを示すようになっているようです。また、一汁三菜は献立だけでなく、食卓への並べ方も正しい配置が決められています。手前から左にご飯、右に汁物、その奥におかずを置きます。奥の左から副菜、副菜(副副菜ともいう)、主菜と置きます。箸は一番手前に箸置きを使って、利き手の方向に箸頭を向けて置きます。利き手の違いに合わせるのは箸のみで、食事の配置は同じです。配置の左右を変えてしまうと、お供え物としての食事配置になってしまいます。
日本全体の食文化については自給率などの大きな課題を始め、外食化や孤食、偏食などの様々な問題が取り上げられています。そんな中で、今回ご紹介したような一汁三菜の食事が毎日出されているご家庭があるとしたら、それはこの上ない豊かなことと言えますし、その食事を毎日作っているお母様やお父様、またその役割を担う方の母のような優しさに深く感謝したい日でもあります。一汁三菜が叶わずとも、今、多くの料理研究家が家庭で簡単にできる一汁一菜などの提案もしており、書籍やインターネット上で多くのレシピが紹介されていますので、是非参考にしてください。母の日の今日は、お母様や母のような存在の方々へ、心を込めて一汁三菜でおもてなしなど、いかがでしょうか。