桜の開花が例年よりも早かった今年ですが、「GWが見ごろ」というイメージのあるツツジやシバザクラもすでに満開になっているところがあり、今年はレジャー計画を立てるのも難しい……。早め早めのリサーチを心掛けたいですね。

そこで、初夏から夏にかけての日本の風物詩「ホタル狩り」のスポットをGW前のこの時期にご紹介することにしました。ホタルが発光するのは求愛行動なのだそう。メスは弱い光を、オスは強い光を放ってプロポーズしているんですって。なんだかロマンチックですね!

早速ホタル狩りスポットをご紹介していきましょう。今回は関西編です。

花畑? いえいえ、ホタルなんです!


天野川一帯/滋賀県米原市

天野川流域の米原市長岡地区は全国で唯一の「特別天然記念物」指定されたホタル発生地域。天然記念物指定された全国11ヶ所あるエリアの中でも特に“世界的にまた国家的に価値が特に高いもの”とされているんです。

JR近江長岡駅から5分というアクセスの良さも魅力! ホタルの生息範囲が広いので、ゆっくり町中を散歩しながらのホタル狩りも楽しいですよ♪

6月2日(土)、3日(日)には「天の川ほたるまつり」も開催。観賞スポットにぼんぼりや行灯などが灯され、より一層幻想的な光景を観ることができます!

天野川一帯

■所在地 滋賀県米原市長岡1050-1

■アクセス 【電車】JR「近江長岡」駅より徒歩5分 【車】北陸自動車道「米原IC」より約15分

■期間 6月上旬~中旬

■料金 無料

■詳しくは滋賀・びわ湖観光情報「ビワイチ」をご確認ください

小川や水路など町のいたるところでホタルの光がゆらめく


八千代ホタルの宿路/兵庫県多可郡

加古川支流の野間川沿い約1.3キロメートルにわたる「八千代ホタルの宿路」は、遊歩道が整備されていてホタルの生息環境を壊さずに観賞できるスポット。こちらで観賞できる「ゲンジボタル」は日本にしか生息していない日本固有種で、清水が流れる川を好む大型のホタルです。ホタルの中でも特に強い光を放ち、また光る間隔も長いことから優雅な光の舞いになるんですって。

ホタルは月明りのない蒸し暑い日によく飛び回るそう。ホタル観賞は、日が暮れて辺りが闇に包まれる7時30分以降がおススメですよ。

八千代ホタルの宿路

■所在地 兵庫県多可郡多可町八千代区俵田

■アクセス 【電車】JR「西脇市」駅よりバスにて「俵田」停下車すぐ

■期間 5月下旬~6月下旬

■料金 無料

■詳しくはフロイデン八千代オフィシャルサイトをご確認ください

日本でもっともポピュラーなホタル「ゲンジボタル」


曽爾村蛍公園(そにむらほたるこうえん)/奈良県宇陀郡

秋には一面のススキが美しい曽爾高原、その入口にある蛍公園では6月中旬からゲンジボタルを、6月下旬からは最近では希少となったヘイケボタルを観賞できます。「かずら橋」という吊り橋付近は特に多くのホタルが飛び交う名スポットですが、橋上はかなり揺れるためスリル満点。小さなお子さん連れの方やご年配の方、また落ち着いて観賞したい方には橋のたもとの蛍公園がおススメです。

蛍公園では、ホタルシーズンにイベントも開催されますので、オフィシャルサイトをチェックしてみてくださいね!

曽爾村蛍公園

■所在地 奈良県宇陀郡曽爾村太良路

■アクセス 【電車】近鉄「名張」駅よりバスにて「葛」停下車、徒歩5分 【車】名阪国道「針IC」より約45分

■期間 6月中旬~7月上旬

■料金 無料

■詳しくは奈良県観光オフィシャルサイト「あをによし なら旅ネット」をご確認ください

ホタル観賞のあとは、満天の星がきらめく曽爾高原まで足をのばしては?


かつらぎ町ほたるの里/和歌山県伊都郡

天野盆地の真国川(まくにがわ)一帯は1989年(平成元年)に環境省の「ふるさといきものの里100選」に認定されたホタル生息地で、「ほたるの里」として親しまれています。豊かな清流、真国川にはたくさんのゲンジボタルが自生し、夕闇の中ゆらめく無数の光が幻想的な情景を見せてくれます。

ホタルは月明りなどで辺りが明るい夜にはなかなか現れません。ですからホタル観賞にも光は厳禁! 車のライト、懐中電灯、スマホ画面の明るさもNGです。マナーを守って楽しんでくださいね。

かつらぎ町ほたるの里

■所在地 和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野

■アクセス 【電車】JR和歌山「笠田」駅より車にて約20分 【車】京奈和自動車道「かつらぎ西IC」より約60分

■期間 6月上旬~6月下旬

■料金 無料

■詳しくは和歌山県かつらぎ町オフィシャルサイトをご確認ください

いかにもホタルが好きそうな清流「真国川(まくにがわ)」

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 初夏はホタル観賞で涼やかに~関西編~〈レジャー特集|2018〉