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東北地方・最大クラスの滝として知られる「滑川大滝(なめがわ おおたき)」。
現在は大滝展望台に通じる唯一の道であった吊り橋が老朽化のため通行止めになっているため、吊橋下を渡渉しなければなりません。訪れた際には滝を間近に感じられる展望台(山中の開けた場所)や、展望台から滝壺まで下りるルート、滑川橋から川を遡行して滝壺までのルートなど、様々な角度から滝の姿を楽しみたいところ。ただし、ルートによっては川中を移動する場所もあるため(増水時は渡れません)、登山靴はもちろんタオルなどを持参していくと重宝するでしょう。沢登りコースとしては初心者向けなので、秘湯・滑川温泉に一泊してトレッキング(ハイキング)を兼ねて訪れるのも素敵ですね。
「滑川大滝」(山形県米沢市大沢)
お出かけの際は滑川温泉の天候を事前チェック!
●滑川大滝・登山道入口までのクルマでのアクセス/米沢駅から車で約1時間。そこから登山道約1km。※滑川温泉前の吊り橋通行禁止。登山道には川中渡行もあり
●公共機関でのアクセス/JR 奥羽本線峠駅から徒歩約90分
●詳細はやまがた観光情報センターをご参照ください
「白糸の滝(しらいとのたき)」と名のつく滝は日本全国に数あれど、最上川沿いの標高300〜500mの山地が急斜面を形成する最上峡西端の「白糸の滝」は、全国有数の規模(落差124m)を誇る名瀑です。
さらなる魅力は、最上川渓谷の絶景とともに最上四十八滝の滝群が楽しめる点でしょう。優美な滝群は今も昔も多くの人々の目を楽しませてきましたが、この地に立ち「奥の細道」に〈白糸の滝は青葉の隙々に落て 仙人堂、岸に臨て立 水みなぎつて舟あやうし〉の句を詠んだのは、俳聖・松尾芭蕉。芭蕉ゆかりの地である「白糸の滝」は、地理的に草薙温泉の対岸に位置するので、訪れた際には温泉に浸かりながら、絶景を存分に堪能したいところです。
「白糸の滝」(山形県最上郡戸沢村古口)
「白糸の滝」を訪れた際には、最上峡舟下りのチェックもお忘れなく!
●クルマでのアクセス/【東北自動車道】【山形自動車道】【東北中央自動車道】など様々なルートがあるので、詳しくはビューポイント白糸の滝ドライブインのHPをご参照ください
●公共機関でのアクセス/JR陸羽西線高屋駅から徒歩約20分〈タクシー等なら約5分〉
●詳細はやまがた観光情報センターをご参照ください
●最上峡舟下りの詳細は、こちらをご参照ください
江戸時代、湯殿山・月山への参詣道として栄えた「六十里越街道」沿いにある「七ツ滝(ななつたき)」。その下流には多くの旅人が体を休めた宿場村(多層民家の里・田麦俣集落)があり、古くは湯殿山参りする行者が滝に打たれて篭り身を清めたと伝えられる、信仰の地として知られます。また、「七ツ滝」の水源は朝日連邦の登山口でもある大鳥池なのですが、大鳥池には巨大魚・タキタロウが棲息するという伝説も!
かつては山形市と鶴岡市を結び国道(旧道)は賑わっていましたが、山形自動車道の伸延、国道112号の新道開通によって、現在は人知を超えた不思議な“何か”の存在を感じられる手つかずの自然が残るパワースポットの名所となっているので、鳥のさえずりと豪快な水の音しか聞こえない静寂の中、紅葉と滝の見事なコラボレーションを心ゆくまで堪能してみては!
「七ツ滝」(山形県鶴岡市大字田麦俣字七ツ滝)
「七ツ滝」を訪れた際にはパワースポット鶴岡天満宮も訪れてみては!
■車でのアクセス/湯殿山ICより約10分、月山ICより約40分(11月下旬~5月中旬は通行不能)
●公共機関でのアクセス/鶴岡駅より田麦俣行バスにて約1時間。田麦俣下車、徒歩30分
●詳細は やまがた観光情報センターをご参照ください
源流は広大な湿原・尾瀬一帯から地層の段差を下った沢水であるため、日本一の水量を誇る豪瀑「三条の滝(さんじょうのたき)」は、大自然ならではのエネルギーの迸り(ほとばし)を体感できるパワフルな直瀑です。
新緑・濃緑の頃ももちろん絶景を楽しめますが、紅葉の時季の「三条の滝」の素晴らしさは言葉にならないほど。尾瀬の「御池」から出発して「三条の滝」と、近くの「平滑ノ滝」を観瀑する往復7〜8時間のハイキングも人気のコースですが、滝に近づくにつれ急勾配の悪路が増えてきますので、登山靴と雨風を防ぐ着衣・装備をお忘れなく! 日程の余裕がある方なら、宿泊を兼ねての観瀑がおすすめですが、「三条の滝」は、今回ご紹介する5つの滝の中で最も到達難度の高い滝になりますので、しっかり下調べをしてお出かけください。
「三条の滝」(福島県南会津郡檜枝岐村字燧ケ岳)
■尾瀬ヶ原「御池」までのシャトルバス/「御池休憩所の前」⇔「沼山峠」を約30分に1本の間隔でシャトルバスが運行
●御池休憩所前発/朝4時30分(9・10月は5時30分)〜最終16時50分
●沼山峠発/17時30分(9・10月は御池発16時 20分)〜最終17時
■尾瀬ヶ原「御池」へのクルマでのアクセス/【東京方面から】【東北方面から】【上信越方面から】各交通アクセスと、御池ロッジの宿泊料・案内所等の詳細は尾瀬檜枝岐温泉観光協会をご参照ください※御池~沼山峠口間は通年、一般車は通行できませんのでご注意ください