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豆の産地や個性を重視して、その美味しさを最大限に引き出す淹れ方を追求するコーヒーカルチャーが浸透しつつあります。その進化系ともいえるのが、「ナイトロ・コールドブリュー・コーヒー(Nitro Cold Blew Coffee)」です。Nitroは「窒素」、Cold Blewは「水出し」の意味。厳選した豆で抽出した水出しコーヒーに窒素をプラスすることで、クラフトビールのようなクリーミーな泡を含んだ、今まで味わったことのない新感覚のアイスコーヒーになるのです。
最大の特徴は、ビアサーバーでコーヒーを注ぐこと。グラスに入れた瞬間に、たっぷり窒素を含んだ泡が豊かに立ち上がります。一見すると黒ビールのよう! 繊細な泡は、ミルクを加えたかのようにクリーミーでマイルドな味わいを生み出します。芳醇な香りと甘み、そしてシルクのような口あたりは、窒素とビアサーバーの出会いによって実現しました。
ナイトロ・コールドブリュー・コーヒーの発祥は、アメリカのオレゴン州ポートランド。トレンドの発信源となっているこの地で数年前に登場し、今やコーヒーの本場シアトルやニューヨークでも人気を集めています。日本では「ナイトロコーヒー」や「ニトロコーヒー」、「ドラフトコーヒー」とも呼ばれており、今年に入って提供するショップがぐっと増えている様子。この秋、クリーミーな泡とシルクのような口当たりのコーヒーを、ぜひ楽しんでみましょう。