待ちに待った桜の季節、そして知的好奇心が目覚める春です! 博物館や美術館で「お花見」しながら、知性と感性を磨いてみませんか。庭園が特別公開されたり、展示作品で桜を堪能できたり、期間限定のカフェメニューが登場したりと、施設ごとにさまざまな趣向で桜を楽しめます。今回は、東京都内にある桜の名所のそばに位置する「インテリジェンス・スポット」をご案内いたしましょう!

「日本三大夜桜」でもある上野恩賜公園の桜


東京国立博物館(台東区)

東京国立博物館

桜で有名な上野公園内の文化施設のなかでも、とくにおすすめなのがこちら。日本と東洋の文化財を所蔵する、日本最古の博物館です。その展示ときたら、夢かと思うようなお宝揃い! そして春恒例の「博物館でお花見を」と題するイベントが開催されています。今から400年前のお花見の様子が描かれた国宝の屏風など、桜をモチーフにした作品がいっぱい。約10種類の桜が咲く庭園も公開され、期間中の4日間はライトアップも。日本人にとって桜は古くから本当に特別な存在なんだな!と、実感できるスポットです。

・『博物館でお花見を』  2017年4月9日(日)まで

・春の庭園解放 2017年5月7日(日)まで

公式サイト

※施設・ライトアップ日時などイベントの詳細は公式サイトをご参照ください

ふだんは入れない庭園を自由に散策できますよ


世田谷美術館(世田谷区)

世田谷美術館

四季折々の自然豊かな砧公園の一角に佇む美術館です。“芸術とは何か”という根源的なテーマのもと企画される、幅広いジャンルの展示と、さまざまな体験講座やワークショップが魅力。広々とした公園なので、親子でお花見とアートを楽しむにも最適な環境ですね。館内には砧公園を一望できるレストランもあり、桜を眺めながらゆったりくつろげます。連続テレビ小説でも話題となった、花森安治の仕事を紹介する展覧会も開催されています。

・『花森安治の仕事ーデザインする手、編集長の眼』 2017年4月9日(日)まで

公式サイト

※施設・イベント詳細は公式サイトをご参照ください

アートが生活の一部だと感じられます


東京国立近代美術館(千代田区)

東京国立近代美術館

北の丸公園内にある国立の美術館です。明治時代後半以降に創作された、近現代美術作品をコレクションしています。桜の名所である皇居に近く、千鳥ヶ淵からの散策で巡るにも絶好のスポット! 『所蔵作品展 MOMATコレクション』では、川合玉堂《行く春》(4月16日まで展示)などの桜の名品が公開されます。貴重な作品を一度に鑑賞できるのは、年に一度のチャンス。4月1日・2日には無料巡回バス「さくらカルガモ号」が運行されるので、車窓から皇居周辺の桜の名所を楽しみながらの来館もできますよ。4月2日は無料観覧日となり、参加型プログラムの開催も。また、お花見時期は前庭に休憩所が特設されます。館内で販売されるお花見弁当やスイーツ、高級茶とともに、春らんまんのひとときを楽しんでみるのはいかがでしょう。

・『美術館の春まつり』 2017年4月9日(日)まで

・『所蔵作品展 MOMATコレクション』 2017年5月21日(日)まで

公式サイト

※施設・イベント詳細は公式サイトをご参照ください

ボートに乗ってお花見しながら展示作品の感想など♪


郷さくら美術館(目黒区)

郷さくら美術館

東京でもっとも人気のあるお花見スポットとして知られる目黒川。そのほとりにあるのが、現代日本画を中心に収集している郷さくら美術館です。館内では全国の桜の名所・名木を描いた日本画作品が咲き誇り「1年を通じて満開の桜を鑑賞できる」スポットとなっています! 親密な空間だからこそわかる、桜の繊細さ。屏風作品などの大画面に広がる桜の、圧倒的な空間美。季節や時間、お天気も超えて、日本の美のエッセンスに触れてみませんか。

・『第5回 郷さくら美術館 桜花賞 展』2017年5月28日(日)まで

公式サイト

※施設・イベント詳細は公式サイトをご参照ください

昼と夜。それぞれに美しい桜並木です

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 博物館・美術館でお花見してみませんか?【インテリジェンス特集|東京2017】