- 週間ランキング
春は新陳代謝の乱れ、盛んになる皮脂分泌、花粉やほこり、生活環境の変化によるストレスといった内的要因など、肌の防御機能が低下する要因が多いため、日常的なケアによって血行を促進し、肌のバリア機能を高めてあげることが大切です。
そうしたケアを心がけている人でも、コンビニやドラッグストアなどでシートマスクを購入する際、あまりに種類が多くて、どれがよいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
肌の悩みによってシートマスクを上手に使い分けしたい方は、以下の項目を参照にしてマスクを購入しましょう。
◯乾燥を改善し、潤いをもたせたい
望ましい成分/セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン
◯美白を目指したい
望ましい成分/プラセンタエキス、アルブチン、ビタミンC誘導体、ハイドロキノン、EGF(新しい細胞産生を促すペプチドのひとつ)
◯肌のハリをよくしたい
望ましい成分/コラーゲン、プラセンタエキス、EGF、レチノール
上記の成分は、シートマスクの裏面や表面に書いているので、すぐにわかるはずです。中には他種類の成分を含んだものもありますので、購入時の参考にしてください。
シートマスクには、お肌のために優れた成分がたくさん含まれています。しかし、使い方を間違えると、逆効果になってしまうことがあるので注意が必要です。
誤った使い方【その1】/
「シートマスクを長時間つけてしまう」
これは特に多いケースなのですが、15分以上経っても湿っているから、「まだまだいける!」と思っても、シートが乾燥するまで貼ったままにしていると、肌内部の水分がシートに吸い取られて、逆に水分が蒸発しかねません。つまり、時間を守らなかったばかりに肌が余計に乾燥してしまうことに。これでは逆効果ですね。
使用説明書には、顔につける時間の目安が明記されていますので、その時間を守るようにしましょう。
誤った使い方【その2】/「化粧水を塗布せず、直接パックしてしまう」
肌の表面が乾燥しているところに直接パックをのせないようにしましょう。
あらかじめ化粧水を肌に塗布して、水分が入りやすい環境を作ったうえでシートパックをのせることで、パックに含まれる美容成分が導入されやすくなります。
あわせて、マスクから出ている目元、鼻下、口元にはしっかりアイクリームなどで保湿してあげましょう。こうした部分は特に小ジワのできやすいところなので、忘れずにケアしたいものですね。
夏などは、肌の鎮静と毛穴を整えるためにシートマスクを冷蔵庫に入れておくことが推奨されますが、気温がまだまだ低いこの時季は、冷たいものを顔にのせると「ひやっ」としていやだなと感じる人が多く、冷蔵庫保管法は敬遠されがちです。
そうした人は、入浴時にシートマスクの袋を浴槽の湯に入れて、温まったものをのせるのもひとつの手です。温かくて気持ちがよいうえ、成分が肌に浸透しやすくなります。
※ビタミンCの成分が含まれるシートマスクは、温めるとビタミンが壊れやすくなるのでNGです。
また、入浴以外のシーンで肌ケアをする場合は、マスクも乾燥しやすい状況になっているので、夏のときより早めにシートを外し、すぐにクリームや美容オイルで肌の表面を覆ってあげるとよいでしょう。
── 乾燥肌が慢性化すると、肌トラブルの原因になるため、季節の変わり目のこの時期こそ、しっかりケアしたいもの。何よりシートマスクは自宅できる「簡単なスペシャルケア」なので、ぜひ取り入れてはいかがでしょうか。