- 週間ランキング
「首」は頭と体をつなぐ大事な部分……、にもかかわらず、外気にさらされていることが多いですね。
そのため外出するときには、マフラー着用を心がけたいものです。特に首の動脈は太いので、効率よく大量の血液が温まり、温まった血液が体全体にめぐってくれます。
マフラーが暑苦しいという男性は、いつものネクタイをウールのネクタイに替えてみてはいかが。
また、「今日は外にいる時間が長かった……」という日は、冷えたカラダをいたわってあげるたろにも、帰宅後の入浴タイムに温感クリームで軽く首まわりをマッサージしてあげると、肩の緊張感も和らいでいくことでしょう。
どうしてもこの時季は、寒さによって血管が収縮し、血流が少なくなります。カラダは内臓などの臓器に真っ先に血液を送るため、手足といった末端の血流は少なくなってしまい、冷えてしまうからです。
そこで、オフィスでの空いた時間や、自宅でゆっくりしている時に、手の甲や指をマッサージしたり、手を開いたり閉じたり……といった具合に、軽いストレッチをしてみましょう。たったこれだけで、手元の血流がよくなることを実感できるはずです。
さらに、外出時の手袋はもちろん、冷え性の方は手首を温めるアームウォーマーや指の第二関節までの手袋(ハンドウォーマー)などを着用して、室内でも手を温めることを習慣にするとよいでしょう。
足は「第二の心臓」と言われるほど、大事な部位。適度なストレッチ&マッサージで血流をよくするように心がけたいですね。
手と同様に足のストレッチも大切です。例えば、足指をグーパーするストレッチや、内くるぶしから指4本上にある「三陰交」を痛気持ちいい程度に押すとよいでしょう。三陰交は、むくみや冷え対策が期待されるツボです。
また、レッグウォーマーや長めの靴下で、足首からふくらはぎまでしっかり温めましょう。
さらには、足湯にゆっくり浸かるのもおすすめ。このとき、手のひらと指でふくらはぎに適度に刺激を与えてあげると◎。
こわばっていた筋肉がリラックスして交感神経が緩むと、血流もよくなります。ラベンダーなどのアロマオイルをお湯に数滴垂らすと、香りからも癒されていくでしょう。
外出時だけでなく室内でも、マフラーやストールを、肩や膝に掛けたり、首に巻いたり、積極的に温める◎です。
ちなみに、(財)省エネルギーセンターの調査「着衣の工夫と体感温度の違い」によると、上着を一枚羽織るだけで2〜3℃、膝掛けをするだけで2.5℃も体感温度が上がるとか。
冷えは万病の元でもありますし、冷たい空気にさらされたカラダは、思った以上に筋肉がこわばっています。
3つの首を温めて血行を促進する……。冬を健康に乗り切るためにも、女性だけでなく、男性の方もこうしたひと手間(防寒対策)をぜひ取り入れてくださいね。