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上記の天気図は、冬季におなじみの西高東低の冬型の気圧配置です。日本付近の等圧線の本数が多く間隔が狭いほど、冬型の気圧配置が強まっている状態です。ゲレンデでは雪が降り、北風がピューピュー吹きます。リフトが止まることも考えられます。初心者で悪天候を避けたい場合は、等圧線の間隔が狭いかどうかに注目しましょう。
中央の天気図のように、日本付近の等圧線の本数が減って、「たわんだ状態」になると、冬型の気圧配置が弱まっている状態です。ゲレンデでは雪は降りますが、風は弱まります。
そして、右側の天気図のように、冬型の気圧配置が緩んだ後、大陸側から高気圧が張り出してきた時が、絶好のスキー&スノーボード日和です!冬型の気圧配置の間に新雪が積もっていて、高気圧に覆われている間は穏やかに晴れますので、最高のコンディションといえそうです。
tenki.jpでは実況の天気図はもちろんのこと、24時間、48時間、72時間先の予想天気図が確認できますので、ゲレンデに行く前に是非チェックしてみてください。
日本海に筋状の雲が見えたら、寒気の吹き出しが強まっている状態です。低気圧の雨と違って、ポツポツとした雲が日本海に筋状に並んでいるのがわかりますね。雨が降るのか、雪が降るのかは気温によって変わりますが、冬季にこの雲が見えたら標高の高いゲレンデでは雪が降る可能性が高いでしょう。
西高東低の冬型の気圧配置のときでも、レーダーを見てみると、日本海側で一様に雪や雨が降っているわけではなく、強く降っている場所と弱い場所があるのがわかります。風向きによって、どのエリアまで雪雲が流れ込んでくるのかも変わってきますので、レーダーでゲレンデ周辺をチェックするとよいでしょう。