キラキラ光る氷の粒や真っ白な雪の壁。寒いからこそ見ることができる自然の美があります。暖かく準備をして、冬ならではの絶景に会いに行きませんか? そこには 訪れた人にしかわからない感動が! 一度は見たい絶景スポットを集めてみました。

厳冬期の北海道に見られるダイヤモンドダスト


オホーツク海の流氷(北海道)

日本で雪や氷といったら、まずは北海道! 「流氷」は、冬にだけオホーツク海にやってくる白い大地。アムール川の水が流れ込んだ海面が、凍りながら日本へ流れてきたものといいます。紋別、網走、知床は観光スポットも充実していて、楽しみかたもいろいろ。流氷砕氷船『ガリンコ号Ⅱ』や『おーろら』は、氷を砕きながら大迫力で進んでいきます。氷の上で休憩するアザラシやオオワシなどに遭える可能性も! 知床のウトロでは、服の上からドライスーツを着て流氷を探検する『流氷ウォーク』も体験できますよ。ベストシーズンは2月〜3月。大自然の非日常をぜひ味わってみては。

(料金等の詳細や運行状況は、下記公式サイトでご確認ください)

『流氷砕氷船 ガリンコ号Ⅱ』

●所在地/北海道紋別市海洋公園1番地

●TEL/0158-24-8000

● 公式サイト

『網走流氷観光砕氷船おーろら』

●所在地/北海道網走市南三条東4-5-1

●TEL/0152-43-6000

●公式サイト

『流氷ウォーク』

●所在地/北海道斜里郡斜里町ウトロ東284

●TEL/0152-22-5522(NPO法人知床ナチュラリスト協会)

●公式サイト

おーろらは船の重みで、ガリンコ号はドリルで氷を砕きます!


蔵王の樹氷(宮城・山形)

樹氷は、雪雲の中の雲粒が複雑な条件のもと針葉樹を覆ってできる、自然界の芸術作品。蔵王の樹氷は「スノーモンスター」と呼ばれ、スキーヤーやボーダーでなくとも、一目見ようと世界中から毎年たくさんの観光客が訪れます。宮城側では、暖房付きの乗用雪上車に乗ってガイドさんの説明を聞きながら樹氷原の大パノラマをめぐるツアーが人気。これなら年配の方や小さな子どもも気軽に楽しめますね。一方、山形側ではロープウェイで樹氷を上から間近に眺める醍醐味が! 夜はライトアップや花火で、昼とはまた違った幻想的な世界が現れます。

『みやぎ蔵王の樹氷めぐり』

●所在地/宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字倉石岳国有林内ゲレンデハウス

●TEL/0224-87-2610(みやぎ蔵王スキー場 すみかわスノーパーク)

●開催期間/2016年12月5日(月) から 2017年4月2日(日)

●公式サイト

『蔵王ロープウェイ』

●所在地/山形県山形市蔵王温泉229-3

●TEL/023-694-9518(蔵王山麓駅)

●天候により運転を休止することがあります

●公式サイト

雪の怪物あらわる


諏訪湖の「御神渡り」(長野)

神秘的な現象として話題のスポットもあります。毎年冬に全面結氷する諏訪湖に出現する『御御渡り(おみわたり)』。冷え込みが続いて厚さを増した氷が、轟音とともに裂け、30cm〜1m80cmくらいの高さに盛り上がって山脈のように連なるのです。500年以上も記録がとり続けられていて、 出現するのは1月~2月の、数日から数週間ほど。前回の認定は2013年で、認定のない年も部分的な盛り上がりが見られることがあるそうです。諏訪大社の男神が女神のもとへと渡る恋の道と言い伝えられ、『御渡り神事(みわたりしんじ)』がとり行なわれます。2017年の始まりに見られたらラッキーですね!

『諏訪湖の御神渡り』

●所在地/長野県諏訪市

●TEL/0266-52-4141〈諏訪市役所観光課〉

●料金/無料

● 公式サイト

ドラマチックな湖水の道


十日町の棚田(新潟)

「棚田」とは 山間部などの傾斜地に階段状に作られた水田のこと。安らぎを感じる農村の原風景として多くの人々に愛されてきました。「にほんの里100選」にも選ばれている十日町市の棚田には、その美しい景観を眺めようと全国から多くのカメラマンや観光客が訪れています。市には「棚田マップ」も用意されていますよ。地域の人々が先祖から受け継ぎ、大切に守りながら育んできたお米や生きものたち。民話の世界のような雪景色と美味しいご飯に、心もお腹もほっこり和みます。

『十日町の棚田』

●所在地/ 新潟県十日町市

●TEL/ 025-750-1277(十日町市観光協会)

●料金/無料

●積雪で車が入れない場所があります

● 公式サイト

十日町を代表する「星峠の棚田」

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 氷や雪景色を見にでかけよう!冬の絶景特集【2016】