11日も午前中から各地で気温が上昇し、午前11時時点で全国39地点で猛暑日を観測しています。午後はさらに暑さが増して、40℃に迫る危険な暑さとなりそうです。熱中症に厳重な警戒が必要です。

●関東中心に午前中から猛暑日

11日も西日本や東日本を中心に、午前中から強い日差しが照り付けています。すでに気温がかなり高くなっていて、午前11時現在、千葉・鴨川では最高気温が37.3℃まで上がり、全国で最も気温が高くなっています。

また、東京都心や名古屋、大阪では昨日10日を上回るペースで気温が上昇していて、午前11時までの最高気温は東京都心35.1℃、名古屋36.0℃、大阪33.9℃となっています。名古屋市では7月25日以降、18日連続の猛暑日を観測しています。

このあとは35℃以上のエリアが広がり、西日本や東日本の多くの所で猛烈な暑さとなりそうです。

●40℃に迫る危険な暑さ

気温は午後になるとさらに上昇し、関東甲信の内陸では40℃に迫る危険な暑さとなる所がある見通しです。予想最高気温は埼玉・熊谷市39℃、東京都心37℃、名古屋市38℃、大阪市35℃などとなっています。

気象庁と環境省は11日、沖縄と九州~関東、北陸にかけての28の都府県に熱中症警戒アラートを出して、熱中症への警戒を呼び掛けています。

また、日が暮れたあとも気温があまり下がりません。東京都心では夜遅くになっても気温が30℃を下回らず、夜もかなり蒸し暑くなりそうです。昼間だけでなく、夜間も熱中症対策が欠かせません。

●熱中症を起こさないために

特に気温の高い時間帯は外出を控えたり、屋外にいる場合は涼しい場所に移動するなど、暑さ対策が欠かせません。室内にいる場合は、躊躇せずに冷房を使用しましょう。

また、車で移動される方も多いと思いますが、車内はエンジンを止めると短時間でかなりの高温になります。エンジンを止めた車内に、小さいお子さんやペットを乗せたままにすることは、短時間であっても大変危険です。車内でも適切に冷房を使用してください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士