この先、南の海上で熱帯低気圧や台風が発生し、来週にかけて太平洋側を中心に影響が出るおそれ。来週はじめまでは、体温を超えるような暑さが続く所もあり、大阪で40℃の予想も。近畿や東海を中心に災害級の暑さとなるため、熱中症に厳重な警戒を。

●7月31日(水)~8月6日(火) 熱中症と南の低気圧に警戒

沖縄や九州から関東甲信は、高気圧に覆われて、晴れる日が多いでしょう。北陸や東北も梅雨明けが近いです。ただ、南の海上に低気圧が予想されていて、熱帯低気圧や台風になる可能性があります。直接的な影響がなくても、暖かく湿った空気が流れ込むため、8月4日(日)頃からは太平洋側の地域を中心に雨雲がかかるでしょう。予報には幅があるため、最新の情報を確認してください。

北海道は晴れ間も出ますが、雲が広がりやすいでしょう。8月1日(木)は低気圧が近づき、2日(金)にかけて広い範囲で雨が降りそうです。3日(土)も北部を中心に雨の降る所があるでしょう。

最低気温、最高気温ともに、全国的に平年より高い傾向です。8月4日(日)は大阪の最高気温が40℃、名古屋は39℃まで上がる日もあるでしょう。来週はじめにかけては、近畿や東海を中心に災害級の暑さが続きそうです。昼夜を問わず、熱中症対策を万全にしてお過ごしください。

●8月7日(水)~12日(月) 西・東日本を中心に猛暑が続く

沖縄や九州から近畿は夏空が続きますが、午後を中心ににわか雨にご注意ください。東海や関東、東北の太平洋側は、8月9日(金)頃まで、低気圧や暖かく湿った空気の影響を受ける可能性があります。低気圧の進路などによっては、予想が大きく変わるため、レジャーを予定されている方は、こまめに情報を確認してください。北海道はスッキリしない天気が続き、傘マークがない日でも雨の降る所があるでしょう。

気温は平年より高い日がほとんどです。九州から関東、北陸は、連日のように最高気温が35℃以上の猛暑日となるでしょう。昨日7月29日(月)、気象庁から発表された高温に関する早期天候情報によると、奄美と九州から北海道は8月4日(日)頃から、沖縄は5日(月)頃から10年に一度レベルの高温になる可能性が高くなっています。暑さによる体調不良を防ぐためにも、無理をせず、栄養や睡眠をしっかりとるよう心がけてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士