今朝(29日)は北海道や東北を中心に活発な雨雲がかかっています。北海道では1時間に20ミリ以上のどしゃ降りの強い雨が降った所があります。北海道と東北の日本海側では明日30日にかけて大雨に警戒をしてください。

●北海道で1時間に20ミリ以上の強雨

今日29日は、前線が北海道と東北付近に停滞しています。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流入し、大気の状態が不安定となっており、北海道南部や東北北部を中心に活発な雨雲がかかっています。

午前9時20分現在、1時間雨量の最大値は、北海道八雲町熊石雲石で22.5ミリ、厚沢部町鶉と赤井川村で21.0ミリ、今金町20.0ミリでした。いずれも7時頃から9時頃にかけて、どしゃ降りの強い雨が降りました。

●北海道や東北日本海側は明日にかけて大雨に警戒

明日30日にかけて前線上の低気圧が北海道付近を進む見込みです。北海道の日本海側南部と太平洋側西部では、今日29日昼前まで、雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる見込みです。大雨による土砂災害や低い土地の浸水に警戒してください。また、低気圧や前線の動き、雨雲の発達の程度などによっては、警報級の大雨となる地域が広がったり、期間が長くなったりする可能性もあります。北海道では、引き続き30日にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。

また前線が、今日29日昼過ぎから明日30日にかけて東北地方をゆっくり南下する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東北では大気の不安定な状態が続く見込みです。東北の日本海側では、これまでの記録的な大雨によって、災害の危険度が高まっている所があります。明日30日明け方にかけて大雨となる所がありますので、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、落雷や突風、ひょうにもご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士