北陸地方では、再び警報級の大雨となる可能性があります。19日の昼頃から20日にかけて、局地的な激しい雨や雷雨、落雷・竜巻などの激しい突風、河川や用水路の急な増水、土砂災害等に十分注意して下さい。

●熱帯起源の暖湿気が前線に合流　上空には寒気が南下して前線活動活発化

19日～20日にかけては、梅雨前線が再び日本海を南下、前線上の低気圧が北陸地方に近づく見込みです。この梅雨前線には熱帯起源の暖湿気が合流、上空には気圧の谷に伴う寒気が南下して、北陸地方は大気の状態が非常に不安定となるでしょう。前線の活動は再び活発となる見込みです。

北陸地方では、19日昼前から20日にかけて雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨が降り、警報級の大雨となる所がある見込みです。局地的な激しい雨や雷雨、落雷・竜巻などの激しい突風、河川や用水路の急な増水、土砂災害等に十分注意して下さい。

今月は、既に7月1か月分の平年の雨量を超えている所があります。先日の線状降水帯による大雨の影響で地盤が緩み、少しの雨でも土砂災害が発生しやすい状態となっている所があることも考えられます。急な斜面や崖の近くなど、危険な場所には絶対近づかないようにしてください。また、自宅周辺の側溝など、排水が問題なく行われることも念のため確認しておくようにしましょう。

●太平洋高気圧の勢力は安定せず　天気は周期的に崩れる

21日～23日頃は、天気は一旦回復する見込みです。梅雨前線の北側の日本海には高気圧が顕在化するでしょう。北陸地方は日本海に中心を持つ高気圧に覆われて、日中を中心に北よりの風となりやすくなる見込みです。30℃以上の真夏日となる所はありますが、気温の上昇はやや抑制され、35℃以上の猛暑日が続く可能性は低い見込みです。

24日～25日頃は、再び前線が北陸地方を通過して雨が降る見込みです。今後の情報に注意して下さい。

情報提供元： tenki.jp日直予報士