梅雨前線はゆっくりと北上します。本州付近は梅雨空が続き、30日から7月1日は、北陸や東北などの日本海側も雨が降りやすくなるでしょう。関東以西は7月に入ると晴れる所が多くなり、真夏のような暑さになりそうです。


●あすの天気


あす(27日火曜日)も、梅雨前線は本州の南に停滞する見込みです。九州は昼ごろから雨が降るでしょう。九州南部はカミナリを伴い激しく降る所がありそうです。四国の太平洋側は朝から雨が降ったり止んだりで、瀬戸内側も夕方以降は雨になるでしょう。中国や近畿、東海も夕方以降は雨が降り、カミナリを伴って雨脚の強まる所がありそうです。関東は朝からどんよりした曇り空で、日差しは期待できそうにありません。所々で雨が降るので折り畳み傘は持ち歩いた方が良いでしょう。北陸や東北南部は晴れ間も出ますが、午後は雲が厚みを増しそうです。東北北部はすっきりと晴れる見込みです。気温はぐんと上昇し、汗ばむ陽気になりそうです。北海道は雲が多めながらも、日差しは出るでしょう。内陸や南西部の気温は上がり、季節外れの寒さは解消しそうです。


●あさって以降の週間天気


今週は、梅雨前線が本州をゆっくり北上していくでしょう。あさって(28日)の水曜日は、九州から関東は雲が多く、太平洋側で雨が降りやすい見込みです。29日(木曜日)も九州から関東は梅雨空が続き、傘が手放せそうにありません。28日と29日の日中の最高気温は25度以上まで上がり、ムシムシ・ジメジメするでしょう。30日(金曜日)から7月1日(土曜日)は、梅雨前線がさらに北上します。北陸や東北など日本海側も雨が降りやすくなりそうです。2日(日曜日)は、梅雨前線の活動は弱まり、本州付近は太平洋高気圧に覆われてくるでしょう。九州から関東は日差しが戻り、日中の気温は30度を超える所が多くなる見込みです。真夏のような天気となり、内陸では猛暑日になる所もあるでしょう。まさに夏のリハーサルと言えそうですが、急に暑くなるので、熱中症にならないようにお気を付け下さい。また、奄美地方はあす(27日)以降は、日差しの出る日が続くようになります。もうすぐ梅雨明けするかもしれません。

情報提供元: tenki.jp日直予報士