きょう(13日)は、2つの低気圧や前線の影響を受けるため、全国的に雨や雪が降るでしょう。西日本や東日本の太平洋側は雷を伴って激しく降る恐れがある見込みです。


●全国的に雨や雪、太平洋側は激しく降る所も


きょう(13日)は北海道付近を低気圧が進み、それとは別の低気圧が本州の南岸を東へ進むでしょう。このため、低気圧や前線に近い太平洋側の沿岸部は、南から暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定になります。

西日本と東海や北陸は一日雨でしょう。関東と東北の太平洋側は夕方から雨になりそうです。また、日中は西日本の太平洋側で、夜は東日本の太平洋側では、短時間にザーッと強い雨が降ったり、落雷や突風の恐れがある見込みです。さらに、風も強まるでしょう。関東地方の沿岸部や伊豆諸島では、今夜からあす(14日)の明け方にかけて、1時間に30ミリのバケツをひっくり返したような激しい雨の降る所がある見込みです。また、あす(14日)午前6時までの24時間に、関東地方の多い所で100ミリの雨が降る恐れがあります。大雨による低い土地の浸水や川の増水にご注意下さい。

一方、北海道付近を別の低気圧が、昼頃にかけて発達しながら通過します。北海道や東北北部は昼すぎまで雪や雨が降るでしょう。きょうは湿った雪が降るため、電線が切れたり、樹木の枝が折れたりする恐れがあります。北海道の全域に着雪注意報が出ていますので注意してください。

沖縄の本島地方は、前線が通過するため大気の状態が不安定になります。昼過ぎにかけて激しい雨の恐れがあり、風も強まるでしょう。夕方までは落雷や突風に注意が必要です。


●気温は平年より高め、北海道は真冬日から解放される


日中の最高気温は全国的に平年並みか高くなる所が多い見込みです。旭川は4度、札幌は6度で、旭川は7日ぶり、札幌は4日ぶりに真冬日から解放されるでしょう。青森8度、仙台や新潟は12度、東京は13度と、東北や北陸、関東も、平年並み~11月下旬並みの所が多い予想です。日中の寒さは和らぐでしょう。名古屋9度、大阪11度、広島12度と、東海や近畿、中国地方は平年並みか低めでしょう。傘を持つ手が冷たく感じられそうです。一方、高知15度、福岡14度、鹿児島20度、那覇25度と、四国や九州、沖縄は平年より高めで、鹿児島や那覇は11月中旬並みの予想です。


●14日は冬の天気に戻り、寒くなる


あす(14日)は低気圧が日本の東海上で急速に発達するため、冬型の気圧配置が強まるでしょう。本州付近には強い寒気が流れ込んできます。北海道や東北の日本海側は次第に雪やふぶきになり、再び大雪に注意が必要です。北陸も雨や雪が降るでしょう。また、太平洋側は晴れる所が多くなりますが、全国的に風が強まるため、風が冷たくなってきます。朝は気温が高めでも、夜にかけてぐっと寒くなります。気温が急速に低下しやすくなりますので油断は禁物です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士