早大が慶大に先勝!苦しんだルーキー阿部葉太がリーグ初本塁打「しっかり反応できてよかった」
<東京6大学野球:早大6-1慶大>◇第9週第1日◇7日◇神宮
伝統の早慶戦は、早大が一発攻勢で6-1で慶大を破り先勝した。阿部葉太外野手(1年)がリーグ初本塁打となる先頭打者弾を含む2安打1打点と輝きを放ち、8回には寺尾拳聖外野手(4年=佐久長聖)が2ラン。4点リードの9回には石松悠太内野手(1年=鳥栖)のリーグ戦初安打となるソロ本塁打が飛び出した。敗れた慶大は投打がかみ合わず、2季連続優勝へ崖っぷちに立たされた。
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苦しんできたルーキーに、ようやく一発が飛び出した。早大・阿部が、早慶1回戦で先頭打者弾を右中間席にお見舞いした。カウント1-1から慶大先発の広池が投じた直球を捉え、宿敵相手に強烈な先制パンチを食らわせた。ベンチで待ち受ける小宮山悟監督(61)もニンマリ顔で出迎える一打は、待望のリーグ戦初本塁打。「逆風だったので伸びてくれと思いながら走ってました。狙っていたわけではなかったですが、しっかり反応できてよかった」と1番起用に応えた。
名門横浜で2年時から主将を務め、昨春のセンバツでは優勝に貢献。鳴り物入りで早大に進学するも、左ふくらはぎと太ももの裏の2カ所を肉離れした影響で調整が出遅れ、春リーグは11試合に出場し打率1割8分6厘と低迷した。今季も序盤は快音を響かせたが、次第に崩れ、早慶戦前までの打率は1割台後半と落ち込んでいた。
復調の要因は、リーグ戦が入ってない2週間を活用した打撃改善だ。金森栄治ーチ(69)から助言を受け、鏡の前に立つなどして打撃フォームの改良に着手。高校時代から築いてきた打撃を1度壊すことに抵抗感は強かったが、結果が出てない現実と来季以降への飛躍を見据えて受け入れた。今では「体のストレスをなくして、自然体で立てるようになった」打撃フォームに仕上がり、伝統の早慶戦を先勝に導く原動力になった。「小宮山監督からしたら『遅えよ』という感じだと思いますが、8年間早稲田の監督を務めた小宮山さんのためにも最後は慶応に2連勝して終わりたい」と恩返しを誓う。【平山連】
◆優勝の行方 慶大は2勝1敗で早大から勝ち点を得ると、明大との優勝決定戦に臨む。明大は慶大が勝ち点を落とすと、2季ぶりの優勝が決まる。