慶大前監督の大久保秀昭氏がレジェンド始球式、ノーバウンド投球で「なんとか格好がついた」
<東京6大学野球:早大-慶大>◇第9週第1日◇7日◇神宮
試合前にレジェンド始球式が行われ、慶大前監督の大久保秀昭氏(57)がノーバウンド投球を披露した。「もう五十肩ですし、現役の時にも肩を壊して以降、まともに10メートルくらいしか投げられず、真剣に投げる機会もなかなかありませんでした。1カ月ほど準備をして臨み、なんとか格好がついたので良かった」とうれしそうに振り返り、自己採点は「届いたので100点満点です」と喜んだ。
プロ野球の近鉄で現役引退後、06年からは、ENEOSの監督に就任。14年まで指揮を執り、都市対抗で3度の優勝を果たした。15年から母校・慶大で指揮を執り5年10季で3度の優勝を果たし、堀井哲也監督(64)にバトンタッチした。 春秋連覇がかかる母校慶大について「元監督としての目線、経験から言っても、勝つということは本当に大変なことだと分かっています。そこへ優勝がかかり、なおかつ早慶戦という独特の別の力が働く舞台。慶應は優勝がかかっていますが、優勝の可能性がなくなっている早稲田はましてや小宮山監督のラストシーズンですから『せめて早慶戦だけは勝つ』という強い意気込みでくる。だからこそ、単純な力通りにはいかない面白さがあります」とみた。
現役選手たちへ「春の天覧試合のような名勝負を期待したい。あの時は中継で感動して感極まってしまいましたが、感動的な試合を作り続けることこそが早慶戦の価値であり、東京六大学野球の価値」と力説し、「これから解説に行ってきます」と意気揚々と会見場を後にした。