【写真】球団と仮契約を結んだ西武ドラフト4位の日大三・田中諒捕手

西武ドラフト4位の日大三・田中諒捕手(18)が6日、横浜市内のホテルで球団と交渉を行い、契約金4000万円、年俸700万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。

「打てる捕手」はあくまでも副次的なこと。主力投手の流出危機が迫る中で、70人分しかない貴重な支配下選手枠を使って田中を獲得した目的は明確だ。ホームランバッターを育成したい-。秋元宏作球団本部副本部長(58)は「チーム(の将来)としていま一番必要な選手。そこは本当に狙って、しっかり育成していきたいと思います」と強い決意を口にした。

体重105キロの体格を誇る田中本人は中村剛也内野手(43)を目標にする。ただ「おかわり君」のような和製アーチストは、そう簡単には生まれない。秋元副本部長は言う。

「うーん、それだけホームランを打つというのは大変だということ。取り組めば必ずそこに到達するわけでもないので。(どの球団も)みんな、可能性があるから育成にかけていると思うんですけど、やはり打席数とかも必ず必要になってくるでしょうし。でも我々スカウティングとしては、素質を見て可能性あり、というところで取ってきているので」

数あるアーチスト候補のアマチュア選手から、田中を選んだ理由は-。

「2年生の甲子園の時の(ホームラン)。我々もそれが鮮明に残っていて、そこからずっと意識して追いかけてきた選手です。スイングもですけど、打球の質というか角度。特に引っ張った時の角度はなかなか出るものじゃないというか、これはもう、長距離砲の打球だよねというのは我々でも一致していたので」

捕手でプロ野球人生をスタートするが、本質を考えればどこを守るかは、さして問題ではない。西武に再び、若き主砲は台頭するか-。この1点を解決しうる選手として、田中諒は見初められた。【金子真仁】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【西武】アーチスト誕生を切に願う球団が貴重な支配下枠を託した田中諒 見初められた理由は 」