セルジオ越後氏「ファンはアイドル見たい」サッカー日本代表への見方に苦言「背番号12はいない」
本紙評論家のセルジオ越後氏(81)が5日、都内でトークイベント「『絶対に負けられない大討論会』~ROAD TO 2030 日本サッカー応援SP~」に出演した。
この日はサッカー解説者の松木安太郎氏(68)元サッカー日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏(71)元日本代表鈴木啓太氏(45)らが、2030年のサッカーW杯(ワールドカップ)に向け、日本サッカーについて徹底討論。「16強の壁」「日本代表監督論」をテーマに、激論を交わした。
イベント冒頭から「選手をアイドルとして応援する社会からサッカーを応援する社会に変えていかなければW杯の優勝は無理。勝っても負けても『感動をありがとう』ではダメですよ」とバッサリ。今夏の北中米W杯では16強から32強に結果を落としたと強調しつつ、「これまでの対策は失敗だった。それなのに負けても誰も議論をしない。『感動をありがとう』と選手はヒーローとして帰ってきた。プロの世界では負けて帰ってきたのに感動などあるはずがない。そういう厳しさがないところがまだまだアマチュアですよ」と厳しく指摘した。
続けて「負けた監督がアイドルになって、評価されている。国歌で泣いているからとか、ファンへ必ずお礼を言うからとか、日本的。でも、評価されているポイントがサッカーと関係ない」と森保監督への評価も正しく行われていないと持論を語り、「ファンは勝ち負けじゃなく、アイドルを見たい。ボールが動いている方を見るのではなく、好きな選手の写真を撮っている。興行としては成り立っているけど、スタンドは12人目のメンバー。でも、今は背番号12はいない」と代表戦のスタンドの雰囲気にも意見を述べた。