【高校野球】二松学舎大付・川島連十、父のDeNA慶三氏に「自慢したい」17K&センバツ確実
<高校野球秋季東京大会:二松学舎大付6-5岩倉>◇5日◇決勝◇神宮
二松学舎大付が岩倉に6-5で競り勝ち、2年ぶり4度目の優勝を飾った。DeNA川島慶三コーチ(43)の次男でエース連十(れんと)投手(2年)が9回159球を投げ、17奪三振。相手打線につかまり5点を失うも、最後までリードを守り切り秋の東京王者に導いた。来春のセンバツ出場を確実にし、19日開幕の明治神宮大会では、東京代表として初戦で四国王者の明徳義塾と対戦する。
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二松学舎大付のエースが、粘る岩倉の前に立ちふさがった。1点リードの9回。球数は当に140球を超えようとも、川島の気持ちは揺るがなかった。「四球を出したらつかまってしまうと思ったので、とにかく強気で攻めていこう」。1番から始まる好打順を3者連続三振で締め、力いっぱいほえた。ナインが一斉にマウンドへ駆け寄る。歓喜の輪の中心に川島がいた。
「もう本当にうれしい気持ちが1番。監督さんを甲子園に連れて行きたい気持ちで取り組んだ結果が優勝につながった。目標を一つ達成することができました」。159球を1人で投げ抜き、圧巻の17奪三振。最速145キロを誇る直球とカーブ、スライダーを効果的に操り三振の山を築き「序盤は少し意識していたところはありましたが、終盤は勝つことだけを追い求めた結果がつながりました」とうなずいた。
DeNAの川島慶三コーチを父に持ち、1年夏に公式戦デビュー。カブス鈴木誠也ら数多くのOBをプロへ送り出した名門で早くから頭角を現したが、これまで甲子園には縁がなかった。市原勝人監督(61)に「辛抱強く投げてくれた」と絶賛を受ける熱投で甲子園行きをたぐり寄せ、現地で観戦に訪れた父を喜ばせた。「試合が終わって会ったら、うれしさというか、自慢したい気持ちになりました。(父は)たぶん甲子園に行ったことがないんで、『行ってやったよ』と言いたいです」と目を輝かせた。【平山連】
◆川島連十(かわしま・れんと)2009年(平21)9月28日生まれ、東京都国立市出身。小学1年時から野球を始め、国立第五小では国立ヤングスワローズに所属。国立一中時代は多摩シニアに所属し、シニア日本代表として全米選手権に出場した。二松学舎大付では1年夏からベンチ入り。目標の選手は元ソフトバンク和田毅。好きな食べ物はすし。趣味はサッカーで、好きなチームはバルセロナ。176センチ、79キロ。左投げ左打ち。