ソフトバンク東浜巨、広島移籍へ「このままで終われない」登板機会に飢え新天地でもうひと花
ソフトバンク東浜巨投手(36)が広島へ移籍することが5日、分かった。近日中に発表される。昨オフにフリーエージェント(FA)権を行使し宣言残留。強い気持ちで臨んだ今季は、右肩の故障もありプロ14年目で初めて1軍登板がなかった。だが、8月に実戦復帰後は順調な回復を見せており、来季も先発として働き場を求めていた。通算76勝右腕が新天地でもうひと花咲かせる。
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登板機会に飢えていた東浜に広島がチャンスを与えてくれた。1軍での出番がなかった今季、東浜は「もちろんホークスには愛着もあるし好き、ここで終われるのが一番だけど…。まだまだ、このままでは終われない」と、話していた。
昨オフに登板機会を求めFA権を行使。オファーもいくつかあったが、いろんな状況が重なりまとまらなかった。「気持ちを新たに頑張りたい」と、宣言残留という形でソフトバンクに残った。キャンプはB組スタート。開幕1軍はならず、バックアップ要員として2軍で先発ローテーションをまわっていた。
1軍の先発が手薄な時期に右肩を痛めた。5月16日2軍オリックス戦を最後に離脱。右ひじは何度も故障してきたが、右肩は初めて。肩のひっかかりをなくすため治療とリハビリを慎重に進め、実戦復帰まで3カ月かかった。
復帰3戦目の9月18日2軍阪神戦(タマホームスタジアム筑後)では7回4安打1失点。完全復活を印象づけた。だが、1軍の先発はモイネロが復活。前田悠、上沢、松本晴、大津と2桁勝利カルテットがいて、上茶谷、スチュワートらも控えていた。
37歳となる来季へもまだまだ老け込むつもりはない。150キロ超の直球と得意のシンカーで、新天地となる広島でも先発枠を勝ち取る覚悟だ。22年にはノーヒットノーランを達成。通算180登板した経験は豊富。今季もファーム暮らしが続く中、若手投手へ調整法や技術を惜しみなく教えた。炎天下の外野を黙々と走り込む姿も、お手本となっていた。必ず広島で救世主となり、恩返しする。
◆東浜巨(ひがしはま・なお)1990年(平2)6月20日生まれ、沖縄県出身。沖縄尚学で08年センバツV。亜大ではリーグ戦通算35勝。12年ドラフトで3球団の1位指名を受け、ソフトバンク入団。17年最多勝。22年5月11日西武戦で無安打無得点。今季は1軍登板がなく、ファームで12試合、6勝4敗、防御率2・37。今季推定年俸1億1000万円。182センチ、81キロ。右投げ右打ち。