【日本代表】南野拓実にブラジルキラーの切り札指名 森保監督「勝つためには限定的でも」
頼りになる男、MF南野拓実(31=モナコ)が日本代表に帰ってきた。日本サッカー協会(JFA)は4日、千葉市内で会見を行い、シンガポールに遠征する日本代表(FIFAランキング17位)のメンバー28人を発表。昨年12月に左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大けが負い、10カ月ぶりに公式戦復帰したばかりの南野も1年ぶりに招集された。90分フルにまだ出場していない中、森保一監督は「ブラジル・キラー」のジョーカーに指名した。
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王国ブラジルとの一戦に向け、森保監督が「ジョーカー」のカードを切った。森保ジャパン最多26得点、南野拓実。待望の男の名前が入った。昨年11月以来、1年ぶりの代表復帰だ。
森保監督は「選手生命も危ぶまれるような大けがからピッチに戻ってきてくれて、思い切ってプレーできる姿を見させてもらって、本当にうれしく思っています」と話した。
モナコで公式戦に復帰したのが10月15日。欧州カンファレンスリーグのCSKAソフィア戦に先発すると、スプリント力を生かした鋭い動きで先制点の起点となった。出場は58分間だったが、大きな一歩を記した。その後、リーグ戦に2試合途中出場。まだ完全復活への途上にあるが、森保監督に迷いはなかった。
「60分以上プレーできることも計算できている。ブラジル、パラグアイに勝つために彼が限定的でもプレーができることがチームのためになる。もちろん可能であればフル出場もできる」。昨年10月、ブラジル相手に歴史的な逆転勝利を収めた。0-2から反撃し、その1点目を奪ったのが南野だった。攻守にアグレッシブに走り、ファイティングスピリットも旺盛。南米の強国相手にも物怖じしない。その勝負魂を買った。
特にブラジルには今夏のW杯で32強で敗れた相手だ。南野は「メンター」という役割で日本代表に帯同。チームと一緒にその悔しさを味わっている。モナコで298日ぶりに復帰した試合後には「本当に悔しい思いがたくさんあった。この気持ちを晴らすまでサッカーはやめない」と誓っている。もう一度、本気でブラジルにぶつかり、リベンジを果たす。【佐藤隆志】