【欧州CL】バイエルン、Aマドリード破り今季公式戦15戦無敗 カール先制、ライマー加点
<UEFAチャンピオンズリーグ:Aマドリード0-2Bミュンヘン>◇3日(日本時間4日)◇1次リーグ第4節◇エスタディオ・メトロポリターノ
【マドリード=高橋智行通信員】バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が今季開幕から公式戦15戦無敗となった。直近の公式戦9試合負けなしと好調をキープしていたアトレチコ・マドリード(スペイン)のホームに乗り込み、2-0と勝利した。
Aマドリードはカルドーゾ、クリスティアン・ロメロをけが、ヒュルマンドを出場停止で欠く中、2−0で勝利した3日前のレバンテ戦からスタメン2人を変更。システムは4−4−2で、セルロートがサプライズで今季初めて先発起用されてフリアン・アルバレスと2トップを組み、今夏退団したグリーズマンの後継者と目されるイ・ガンインは控えに回った。
対するBミュンヘンは髄膜炎で先月入院したコンパニー監督の代役でチームを指揮するのはアシスタントコーチのマリッチ。ルイス・ディアス、ムシアラ、ニャブリ、サイバリをけがで欠き、攻撃陣に問題を抱える中、3日前に2−2で引き分けたドルトムントとの首位対決から先発メンバーを5人変更した。4−2−3−1で臨み、バロンドール初受賞のケイン、フィジカル面が懸念されるオリーセ、18歳のカールなどがスタメンに名を連ねた一方、伊藤洋輝は公式戦2試合連続でベンチスタートとなった。
試合前に満員のスタンドがAマドリードカラーの紅白に染まり、スペイン2部アンドラ戦の悲劇的な事故で逝去したテネリフェFWヘスス・デ・ミゲルさん、鉄道事故の犠牲者などに黙とうが捧げられた後、前半がスタートした。
Aマドリードは試合開始後、中盤より低いブロックで構えつつ、セルロートのフィジカルを活かしてカウンターを狙い、前半2分にフリアン・アルバレスが最初のシュートを打った。
立ち上がりは攻撃が何度かうまくいったAマドリードだったが、時間の経過と共にオリーセやデイビスの両サイドを使って攻めたバイエルン優勢の展開となっていく。しかし、前半23分に左サイドの崩しからカールが打ったシュートは枠外。さらにライマー、ケイン、スタニシッチが次々とゴールを狙うも枠に飛ばせなかった。
相手のハイプレスに苦しんだAマドリードは不用意なボールロストを繰り返し、ビルドアップが機能せず、前線にほとんどボールを届けられないまま、前半を終了した。
後半も序盤からバイエルンが主導権を握り、開始直後にキミッヒが両チーム合わせて最初の枠内シュートを打つが、GKオブラクにセーブされる。続く後半9分、カールがゴール前でコントロールをミスしたル・ノルマンからボールを奪い、先制点を記録した。
Aマドリードは悪い流れを断ち切るため、後半14分に3枚替えを敢行。バエナ、セルロート、ル・ノルマンを下げてコケ、イ・ガンイン、ルックマンを投入し、反撃を試みるも、状況は変わらなかった。
バイエルンはさらに後半28分、オーバーラップしたウパメカノのシュートがDFに当たった後、オブラクの好守に遭い、クロスバー直撃。その1分後、右サイドを駆け上がったライマーがペナルティーエリア内右サイドから強烈なシュートをたたき込み、2点差にした。
さらに後半36分、CKからウパメカノのヘディングシュートでゴールネットを揺らすも、VAR確認後にファウルで取り消された。
Aマドリードはほとんど攻撃の形を作れずに0−2で敗れ、公式戦10試合ぶりの敗北を喫した。欧州CL1次リーグ成績は1勝1分け2敗の勝ち点4で、暫定ながら22位に後退した。
バイエルンは危なげなく今季無敗をキープし、欧州CL1次リーグ2勝2分けの勝ち点8で暫定8位に浮上している。