【楽天】甲斐キャノン復活へ…嶋基宏氏の「37」背負い新風吹き込む「最後まで野球がしたい」
10月30日に巨人から金銭トレードで加入した楽天の甲斐拓也捕手(33)が3日、仙台市内で入団会見を行った。
背番号は、球団OBの嶋基宏氏(41=現中日ヘッドコーチ)が背負った「37」。復権のキーマンとして期待される新たな挑戦が始まった。
電撃トレード発表から5日。クリムゾンレッドのネクタイを締めたスーツ姿の甲斐が、仙台の地に降り立った。会見前に無料開放日だったグラウンドにサプライズ登場するとファンも沸き、「甲斐拓也です。一生懸命頑張ります。よろしくお願いします」と決意を語ると、大きな拍手が起こった。
会見では石井GMから背番号37のユニホームをかけられてお披露目。13年の初日本一などに貢献した嶋氏がつけた番号で「もう1度輝いてほしい」と背中を押された。自主トレも共にした尊敬する先輩の思いも受け継ぎ「(シーズンの)最後の最後までやっぱり野球がしたい。そういったものをお見せできるよう精いっぱい頑張りたい」と決意を込めた。
“甲斐キャノン”と呼ばれた強肩と的確なリードで、ソフトバンクで4度の日本一、侍ジャパンでも23年のWBCで世界一と経験は随一。今季最下位からの再建を図るチームの重要な一員として迎えられた。25年から2季過ごした巨人では思うような結果が残せず、新天地での意思疎通の難しさなども痛感。「間違いなく自分の野球人生にとって大事な2年間だった」と糧にして、楽天で自身の“復活”も誓う。
主力捕手の太田が国内FA宣言する中、ドラフト会議では青学大・渡部海(22)を1位、東芝・萩原義輝(25)を4位で、ともに即戦力捕手を指名しており、争いはある。甲斐も「常に競争。それは間違いない」と受け入れ「自分自身もレベルアップしていきたい」。チームにも自身にも刺激を入れながら、扇の要から楽天に新たな風を吹き込む。【松尾幸之介】