オリックス対巨人 始球式を終え、写真に納まる福森大翔さん(左)とオリックス森(撮影・藤尾明華)

<日本生命セ・パ交流戦:オリックス8-3巨人>◇15日◇京セラドーム大阪

オリックス森友哉捕手(29)がお立ち台で涙を流した。

「今日始球式で…ひろとが(涙)ひろとが投げたんですけど、僕たちがシーズン最後まで負けない気持ちで頑張ります。ひろとも頑張ってください」

この日は大阪桐蔭野球部の同級生で、希少がんと闘う福森大翔(ひろと)さん(29)が特別始球式に登板。捕手役としてノーバウンドで捕球し、抱き合った。

試合は1点を追う5回に同点とし、なお1死一、三塁。同校吹奏楽部の演奏が響く中、4球目の外角直球を右前へ勝ち越し打を決めた。

「今日は大阪桐蔭のブラスバンドとひろとと来ているので、絶対に自分がお立ち台立つと強い気持ちで臨みました」

この日は福森さんへの思いを込め、登場曲を「栄光の架橋」と「何度でも」に変更。ナインの多くも協力して登場曲を替え、エールを送った。有言実行の一打で親友に勝利を届けた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【オリックス】森友哉がお立ち台で涙…「ひろとも頑張って」闘病中の大阪桐蔭親友へ白星届けた