【ヤクルト】宮本慎也氏、古巣のずさんな連係プレーにバッサリ「野球の上手い下手は関係ない」
<日本生命セ・パ交流戦:ロッテ5-4ヤクルト>◇15日◇ZOZOマリン
元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)がNHKBSで解説を務め、古巣のずさんな守備に苦言を呈した。
場面は4-4の9回無死一塁、ロッテ愛斗の犠打が一塁線に転がった。この打球に対して、投手清水、捕手古賀、一塁手オスナ、強烈なチャージをかけていた三塁手北村拓が処理へ向かった。結果的に古賀が愛斗にタッチしてアウトにしたが、三塁ベースがガラ空きに。北村拓が急いでベースに戻ったが、古賀は送球すらできなかった。
このプレーに対して宮本氏は「北村のミスです。自分の打球でないと判断したら、すぐに(三塁ベースへ)戻るべき」と指摘。また、二塁ベースに入っていた遊撃手伊藤にも「気が利くならショートがサードに向かう。セカンドはどうせ間に合わないので、空けてしまっても良い」と解説した。
痛恨のミスで1死三塁とされると、高津監督は田口を投入したが、代打角中にサヨナラの左犠飛を許した。宮本氏は古巣ヤクルトの戦いぶりに「カバリングに行くとか戻るとか、野球のうまい下手は関係ない。そういうミスをなくす。その上で打てる打てないの話になる」と苦言を呈した。
ヤクルトはこれで両リーグ最多の借金「21」。5位中日とのゲーム差は「9」まで開いている。