ドジャース対ジャイアンツ 1回裏ドジャース無死、先制ソロ本塁打を放った大谷(中央)は生還しチームメートとポーズを決める(撮影・滝沢徹郎)

<ドジャース11-5ジャイアンツ>◇14日(日本時間15日)◇ドジャースタジアム

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)14日(日本時間15日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(30)がメジャー通算250号を派手に飾った。ジャイアンツ戦に「1番DH」で出場し、第1打席で今季7本目の先頭弾を放つと、6回の第4打席で25号ソロをマーク。3打数2安打2打点で大勝に貢献した。250号&150盗塁に到達したのは史上最速。先頭打者アーチはシーズン15本ペースで、メジャー記録を超える勢いだ。試合後には、3日に亡くなった長嶋茂雄さんの野球愛を受け継ぎ、後世に伝えていく意志を示した。

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大谷が二刀流復帰の時期について、メディアに逆質問した。23年9月に2度目の右肘手術後、ここまで3度のライブBP(実戦想定の投球練習)を行っている。ジャイアンツ戦の試合後、米メディアに球宴前の復帰について問われ、「どう思いますか? 逆に」と、にやつきながら質問。「君が教えてよ」との記者の返答に「まぁ、そんな感じです」と濁しながら笑った。

この日も試合前にブルペン入りし、次回のライブBPに向けて準備を整えた。「もちろん、球数にもよるとは思いますけど、前回の登板も強度的には問題なかったですし、十分試合で投げるレベルには近づいていると思ってます」と手応えを口にした。試合前に投打で調整し、強度が上がれば負担も増える。「どちらかというと2つ同時にやっていくのが通常のスタイルではあるので。復帰したら復帰したで、逆にそれが今まで通りだなと思って入ればいい」と頼もしく話した。

リハビリの順調さに、周囲も色めき立っている。この日のジャイアンツ戦は大量リードの展開で、9回から野手のキケ・ヘルナンデスが登板した。仮に同様の状況で、大谷を起用したい気持ちになるかどうかについて、ロバーツ監督は「おそらくそれはない。彼が投げる時は、先発になる」とニヤリ笑った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 大谷翔平「どう思いますか?逆に」二刀流復帰時期について逆質問 前回ライブBP「強度問題ない」