斎藤隆氏、菅野智之のドジャース入りは「トレードとしては最高」MLB評論家も「断然菅野」
元ドジャースの斎藤隆氏と大リーグ評論家のAKI猪瀬氏が15日、YouTube「スポーツナビ野球チャンネル」で、オリオールズ菅野智之投手(35)のドジャース入りの可能性に言及した。
ワールドシリーズ連覇を狙うドジャースは、先発陣に故障者が続出。実質的な先発ローテーションは山本由伸投手(26)、ダスティン・メイ投手(27)、クレイトン・カーショー投手(37)の3投手のみで、救援だったベン・カスペリアス投手(26)が先発に加わる可能性はあるが、駒不足はいなめい状況が続いている。
7月31日のトレード期限までに、先発投手の補強を行う可能性がある。AKI猪瀬氏は、複数のトレード候補を挙げた上で「エンゼルスのアンダーソン。一時ドジャースのユニホームも着てるので、組織も分かってる。あとは菅野ですよね。ハイド監督がクビなったときに、ボルティモアの地元メディアが『これでもうチームは解体だ。選手を売らなきゃいけないけど、売れる選手は菅野しかいない』と書いている感じ。アンダーソンは左投手で、右の菅野さんも」と、菅野のドジャース入りの可能性を指摘した。
斎藤氏とAKI猪瀬氏は、他のトレード候補としては、22年のサイ・ヤング右腕マーリンズのサンディ・アルカンタラ投手(29)の名を挙げたが、今季は13試合で防御率7・14と絶不調で、契約年数の問題もあるためリスクが高いとした。2人は声をそろえて「だったら断然菅野」と話した。
斎藤氏は菅野の単年契約に言及。「単年でやり切らないといけない。次がないから。あの単年契約が魅力的。これはもうトレードとしては最高」と説明した。
オリオールズは昨季リーグ2位となり、さらなる躍進が期待されるも、まさかのア・リーグ最下位。4位レッドソックスとは6・5ゲーム差を付けられている。5月17日(同18日)には、ブランドン・ハイド監督(51)を解任した。
この日の菅野は本拠地でのエンゼルス戦に先発。トラウトに11号2ランを浴びるなど5回2/3を6安打3失点、2四球2死球、4奪三振と、2試合連続で5回もたずに80球で降板となった。勝敗は付かず、防御率は3・38。