ドジャース対ジャイアンツ 試合前に玉城デニー沖縄県知事(左)から県民栄誉賞を授与されるドジャースのロバーツ監督(撮影・滝沢徹郎)

<ドジャース11-5ジャイアンツ>◇14日(日本時間15日)◇ドジャースタジアム

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が、始球式を務めた沖縄県の玉城デニー知事(65)の捕手役を務めた。

右手にはめたグラブでワンバウンド送球をキャッチ。ファンの拍手を受けながら、握手と記念撮影を行った。ロバーツ監督は沖縄県生まれで、沖縄県民栄誉賞の授与式も行われた。

球場の印象について、玉城デニー知事は「やはり本場の野球の醍醐味、球場全体でファンが一体となって喜んでいるのがものすごく感動的だと思いました。この日のためにちょっとだけ練習したんですけれど、100球投げて5球くらいしかストライクが入らなかったのでほぼ諦めていたんですが(笑)、ワンバウンドでしたけれど、なんとかキャッチャーミットに収まって良かったと思います(笑)。ロバーツ監督が捕球してくださったので、ちょっとドキドキでしたけれど、とても良い思い出になりました」と話した。

ロバーツ監督に沖縄県民栄誉賞を贈った。「この沖縄県県民栄誉賞は平成11年以降、これまでに10人(10回)授与したので、ロバーツ監督が11人目、海外で活躍するウチナーンチュ(沖縄出身者)では初めての受賞となります。沖縄出身の選手がやがて監督となってチームを世界一に導いていくという成功をおさめ、ロバーツ監督のこれまでの努力が今、花開いていらっしゃることを世界のウチナーンチュの皆様も沖縄県民も一緒に喜んでくれた贈賞だったと思います。ご本人にもとっても喜んでいただけまして、なんと監督はお母様にもその場で電話をして『ママ、賞をもらったよ!』と伝えていらっしゃいました。ロバーツ監督とお会いして、監督がこれまで頑張っていらした努力と人間性がチームと一体となってドジャースの強さと人気を高めているんだなあと改めて思いました」と語った。

ロバーツ監督は試合前のメディア対応で、「とても楽しみにしている。私の母も喜んでいる。沖縄で生まれ、とても名誉なこと」と感謝した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ロバーツ監督に沖縄県民栄誉賞「海外のウチナーンチュは初。なんとお母様に電話」知事明かす